タランチュラ

試験が終わった。



いつも、市内の市立高校で受験している。


壁に、受験番号で教室を振り分けてある表が貼ってある。



3級は 教室を30室ぐらい使用している。

ひとクラス、50席ある。

ここだけで、3級は1500人も受験している。（他にも受験会場はある）




2級はその7割ぐらいの受験者数だ。

約1050人。




ほとんどが、この界隈（川口市、鳩ケ谷市）の住民が受けに来ていると思う。

それなのに、こんなに沢山の受験者がいるのにビックリする。



1級になると2室しか使用していなかった。

約100人。




自分の教室を見渡すと、出席率は約6割。

ひとクラス約30人の受験者。




試験開始30分後には、「諦める人は退場しても良い」というルールがある。

7人ぐらいが ワサワサと帰って行った。




2級の時は、1人も退場者がいなかったのに、1級は早々と諦める人が多い。




考え込んであまり電卓を叩いていない人も多い。


斜め前の男性は考えながら、寝てしまった。







少し前に「全国模試」があり、

私は100点満点中、9点だった。（90点じゃないよ、9点だよ）




1038人が受け、私は812番だった


私の後ろにも 更に悪い点数の人がいるのにビックリした


下には下がいる。

上には上がいる・・・・と思いたい


なので、現時点の自分の実力は嫌っちゅーほどわかっていたので、焦りもしなかった。









少し過去を振り返ると。


１番最初に2級を受けた時は、緊張とプレッシャーとで、試験開始前に胃が痛くなり下痢をした。

そして、問題の文章をいくら読んでも頭に入らなくてテンパった。

周りの計算機を叩く音に恐怖すら覚えた。

しっかり学習したつもりでも太刀打ち出来なかった。





２回目を受験した時は、「今度こそ受かりたい」という自分自身のプレッシャーに、

また胃痛がしてきた。


が、試験開始そうそうに「神様」が降りてきた。

（宗教ではありません）






問題を解くうちに「今回はイケる」という自信にみちあふれ、

どんどん計算機とシャーペンが進む。


終わった瞬間「受かった」と確信した。




今回の1級は。


1回では到底受からないとわかっていたので、残念ながら神様は降りて来なかったが、

落ち着いて楽しむ事が出来た。




いつか絶対に受かると思った。

次回（６月）に向けて頑張ろう。