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カテゴリ:学校・資格・勉強
先日、簿記学校の講師室に用事があり行くと、
前回レギュラーコースで1年間一緒だった男の子が座っていた。 この男の子(26歳位)レギュラーコースでは、講師の目の前に座り、 講師が板書するのを、指定の用紙に書き写していた。 何をしているかと言うと「学びながらバイト」をしているのである。 私の受けていた授業は、全学校の中でも1番のりで始まる。 授業はビデオ録画され、休んでしまった人用にDVDで受講できたり、 ネット配信で受講できたりするための物である。 その時に一緒に配布する板書のレジュメを作成しているのである。 このバイトをしている生徒は、授業料全額免除で学びながらバイト代も出る。 一石二鳥 ただね、この「学びながらバイト」が誰でも出来るかって言ったらそうでもない。 何回か試験を受けた経験があって、尚且つ「精神的余裕」がないと出来ない。 私みたいに、先生の話を聞くので精一杯の人には、到底無理である。 その男の子が講師室に座っていた。 私「あれ?こんにちは。どうしたんですか?あっ!!前回の試験どうだったんですか?」 と聞くと 男の子「受かったんですよ」 私「わぁ~ おめでとうございます」 男の子「6回目でやっと受かりました」 私「ろ、ろ、6回??!! えっ?6回? 」 軽い立ちくらみがしそうだった。 男の子「僕も最初は全然太刀打ちできなくて、2回3回と受けていても、 この先 もしかしたら受からないんじゃないかな?と思ってたんですよ」 私「そうですよね、思いますよね。私も最近やっと授業中の日本語を理解したぐらいですから」 男の子「僕ね、昔から勉強嫌いで数字も嫌いだったんですよ」 (私も同じく) 男の子「でもね、諦めずに受け続けるといつかは受かるんだと思ったんです。 上級コースに入ったんですよね?諦めないでくださいね」 私「6回かぁ。6回って言うと3年かかったんですね」 男の子「そうです。でもせっかくここまで来たんだから勿体ないですよ」 私「受かった時はめちゃくちゃ嬉しかったでしょ?」 男の子「はい、今でも信じられないぐらいです」 と涙目になっていた。そりゃ、嬉しいだろうな。 他人が聞いてても嬉しいもん 私「ところで、ここで何をやってるんですか?」 男の子「僕、今 3級、2級の講師になったんですよ」 私「おぉぉぉぉ~ ブラボー!!! その先は何か勉強しているんですか?」 男の子「今、税理士コースに入って簿記論 学んでいます」 私「おぉぉぉぉ~ ブラボー!! 私も1級取れたら、簿記論だけは受けとこうかな?とは思ってるんですけどね。 まぁ まだ 1級も全然無理なんですけど」 男の子「絶対 諦めちゃダメですよ。受け続けてください、いつか必ず受かりますから」 と励まされた。 そして、今日 なぜか ふと 思い出して商工会議所に寄ってきた。 前回受けた試験の結果は、ネットで見ている。 だけど点数までは載ってないので、「私は何点取れていたんだろう」と気になった。 10点(100点満点中)取れてれば まっいっか~と思っていたので、 何点獲得したのかは あまり気にしていなかった。 でも、ふと 気になり、気になったら止まらないので、出向いた 窓口には 品の良い 金持ってそうな50代くらいのオシャレなオジサンが座っていた。 「はい。33点取れてますよ」と言う。 おぉぉぉぉ~ブラボー!! 自分としては、とても良い出来である。 オジサンは「あと一息ですよ、惜しいですね」と言う。 全然、惜しくないよ、70点合格なのに まだまだじゃんか 私は「えっ?全然ですよ」 オジサン「あのね、全然ダメと言う人の結果はね、一桁台なのよ。 30~40点取れている人とは理解度が違うのね。 30点くらいの人は、60点くらいの人と そう変わらないんだよ。 ちょっとスピードが遅いとか、何かボンミスで差が出ただけだから。 理解度は同じ位あると 解釈していいんだよ。 初めて受けたにしては 良い出来だと思うよ。 60点くらいまではすぐ行くから、そこから先が また ひと山 超えなくてはいけなんだけどね。 諦めないで頑張ってね。毎日コツコツと復習あるのみだよ」 と励まされた。 試験結果↓ 一科目 25点満点で 合計100点。 足きり制度がある。 70点以上が合格だが、一科目 ひとつでも10点を切る科目があると、 合計70点を超えていても 不合格となる。 川口市の結果↓ 今回は 11%の合格者で わりと高めな方だと思う。 8%や9%が多い。 勉強期間も長くなってくると、やっぱり 時々 へこむ。 やめて楽になりたいなぁ~とも思う。 でも、こうやって 励まされると また戦闘態勢に入れる。 また頑張ろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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