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義実家へ遊びに行ってきた。
義実家には 義母と義姉と その息子(高三)の3人で住んでいる。 高三の息子(R平)に大学入学祝いをしないといけないと思い、義母に聞いた。 私「どこの大学に決まったんですか?」 義母「実はね、落ちたのよ。浪人するみたい。 最初から、今年は受験しないで、来年するとか言って変な事を言い出したのよ」 はぁ? なんじゃそりゃ 私「どういう考えで浪人ですか?1年浪人して 今より高レベルの大学を目指すなら意味ある浪人ですけど?」 義母「そういう考えだといいんだけど。 高校の仲良い友達がみんな今年は受けないで浪人するって言い出して、人に流されてんのよ」 私「母子家庭で、わざとにそれをやられたらキツクないですか?お金かかるじゃないですか」 義母「そうなのよ。エツ(義姉)からも何回も説得したみたいなんだけどR平の気持ちは変わらないみたいよ」 と、義母からコソコソと話しを聞き出した。 R平の部屋を覗くとゲームをしている。 彼はいつもいつも、いつだってゲームをしている。 1日「何分」とか決めないで、ダラダラとやっている。 R平は小学生の頃から進学塾に通い成績も良かった。 中学生ではテニス部に入り、塾も続けていて偏差値はいつも「62~6」あった。 学校と塾は真面目にやっていたが、家では一切勉強をしなかった。 多分、学校と塾だけである程度の成績が確保できる事がわかっていたから、 彼は家ではやらなかったんだと思う。 で、家で何をやっているかと言えばゲームだ。 そして、R平は高校受験に失敗し、第一希望の県立が落ちて私立に行く事になった。 レベルは多少下がったが、私立でも進学クラスに入っていたので、周りも安心していたんだと思う。 で、いつの間にか「今年は大学受験しない」という考えになってしまった。 それでも義姉が説得して2校は受験させたらしい。 そこが落ちたのだ。 R平のレベルだったら余裕の大学だろ? と言うところが不合格になった。 彼は高校受験、大学受験と2回失敗している。 高校は本当に失敗なんだが、 大学に関しては「ただやる気がなかった」としか言いようがない。 この1年は予備校に通い来年受験するらしい。 バイトは一切遣らせないらしい。 働く事を覚えるとそっちの世界に行っちゃうからだそうだ。 勉強時間がバイトになっても困ると言うのはわかるが。 ただ自分さえしっかりしていたら、浪人とバイトの両立は可能だと思うけど。 元々、頭がいいんだし。 私は、そっちの世界(高卒で働く事)に行ってしまったらしまったで、 それはR平の人生なんだから仕方がないと思う。 確かにね、自分の息子がそうなら私も悩む所だ。 私なら、この1年(浪人中)実りのない時間を過ごしたと判断すればすぐさま、 厳吉を家から追い出すだろうと思う。 義姉は、R平が小学生の頃から役員を率先して引き受けてきて、 仕事を休んでも有休が足りなくなっても「子供優先」で頑張ってきた。 母子家庭だから、寂しい思いをさせたくないとか、貧しい思いをさせたくない一心で頑張ってきたと思う。 でも、もうこれ以上「ぬるま湯」に浸からせるのは危険だと思う。 ぬるま湯が出来る環境ならいいが、ぬるま湯に出来ないのに、 無理にぬるま湯にほうり込んでいる。 義姉は大手都市銀行へ派遣社員で勤めている。 派遣の給料では、たいした事がない。 一浪させて、また4年間大学に行かせるのは大変な事だ。 義姉は銀行から「社員に登用したい」と申し出があったのにも関わらず、それを断っている。 断った理由はなんだと思う? 「社員になると今より大変だから」だそうだ。 馬鹿じゃねーか 夫がいて生活費の一部で勤めているならそれでいいが、 母子家庭で、これから息子の学費がかかると言う時に断るなんざぁ~~~~ 何も考えていないんだなと言いたい。 社員登用の話があって、8年くらい経過し、現在48歳になってしまった。 これからどうする気だ? ずっと派遣で生きていける保証はない(社員でもない場合もあるけど) その危機感のなさにはびっくりする。 それがR平にも波及しているのか、R平も全く危機感がない奴だ。 18歳と言えば そろそろ思春期や反抗期も過ぎて若干大人になっている頃だ。 なのにR平は、挨拶もろくにせず、生きてんだか死んでんだか、覇気のない顔をしている。 希望がないっつーの? そんな顔だ。 まっ、さ、 私も自分の18歳を振り返えれば、何が楽しくて生きていたわけじゃない。 「何で生きてるんだろう」 「何で働きに行かなきゃなんないんだろう」 「何で結婚するんだろう?」 「何でみんな子供を産むんだろう」と考えていた。 希望とか明るい未来とか、将来のためにとか、そういう事は考えてなかった。 高校生の頃は毎日「死にたい」と思っていた。 18歳や19歳で「先を見越して今を考える」のは難しいかもしれない。 でも、きちんと「見越している若者」もいる。 そういう子供はやはり親の躾が行き届いている。 やっぱり、親が教えてあげなきゃいけないんだと思うよ。 一昔前は、そんな事をいちいち親が教えなくてもわかる事だったんだけど、 今はニートだとか親が過保護にし過ぎていて「生きる目的」すら わからない子供がいる。 で、親も親で甘やかし過ぎて 「あの友達がゲーム持っているから、うちの子も買わないわけにはいかない」 と言い、ゲームを与える。 花梨が「ゲーム欲しい」と私に言う。 私は「うちはゲームは買わないからね」と言い聞かせているのを、 義姉は何も言わずに見ていた。 数分後、 隣の部屋でR平がゲームをしている所に 花梨と厳吉が行き眺めている。 そこへ夫と義姉が入って行った。 夫は「最近のゲームって凄いな」と言った。 義姉は「今はね、友達がみんな持っているから、買わないってわけにはいかないよ」 と、うちの夫に洗脳させつつ、私の方針を否定していた。 私は聞き耳を立てて隣の部屋にいたが 「馬鹿だな義姉。 ゲーム与えて良い事あったの? 受験には全て失敗し、この期に及んでまだ友達もゲームやるからとか言うのか? もう18歳だぜ。 これから金がかかるっつーのに、まだダラダラとゲームをやらせる気なのか?」 と薄ら笑いを浮かべていた。 うちの夫もゲームを買う気は全くない。 ゲームで人生おかしくしている子供が多いじゃん。 現実逃避も多いしね。 この話、長くなってきたので、次回へ続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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