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カテゴリ:世の中
(今日は長文です。お暇な時にどうぞ)
子供手当が出ましたね。 私は貯蓄へスルーしました。 橋下大阪府知事は7人の子供がいて、月に9万強の手当を受け取るそうだ。 その使い道を報道陣に聞かれて 「食費にまわす」と答えた。 「国が借金を増やして出た手当なので貯蓄に回したり、子供以外の事に使ってはいけない。 子供の費用に消費した方が良い。これが公務員の給与を削って出たなら貯蓄しても良いけど」 と答えた。 橋下知事の答えはいつも明確で気持ちがいい。 昔、「法律の出来る相談事務所」のテレビ番組に出ていた頃は、 他の弁護士と違ってチャラチャラしていて、いつも受けないギャクばかり言っていたが、 あの頃から知名度を上げる努力をしていたんだなと推測する。 さて。 この子供手当って少子化を食い止めるために出来たものだよね? 今、すでにもう子供がいる人にお金を回しても、子供が増えると思えない。 これに騙されて「子供手当が出るから もう1人産んじゃおっか!!」と考える人は、ただの考えなしの馬鹿な人だと思う。 そんなお金があるなら、保育所等の足りない部分への増設に回した方がいいと言う意見もあるけど、 私は(この川口市においては)保育所等の施設は十分に足りていると思う。 2年前に、子供達が入所出来た時に市役所に問い合わせたら、申込者の8割が当選していた。 いくつかの保育所は少子化の為に閉鎖している。 という事は・・・・2割が民間の保育園に流れている。 そうしないと民間保育所がつぶれてしまうから、2割流れるように自治体が調整しているとしか思えない。 「待機児童」が何人いて、多いだの少ないだの聞くけど、あれは「希望した保育園に入れなくて待っている児童」なんだよ。 川口市は申込の時点で希望が 7ケ所書ける。 この7つのうち、どこでもいいから、兄弟が別になってもいいから、 「とりあえずどこでもいいから入れてくれ」というスタンスなら、絶対に入所できると思う。 就職活動と同じだよ。 希望している企業に受からなかったとか、自宅から遠いとか、やりがいを見つけたいとか、給与が安いとか・・・・ 文句があるから就職できないんだよ。 明日食う金を作らなければならないと思ったら、あれ嫌だこれ嫌だと言えない状況なんだよね。 保育所も同じで、あそこは遠い、兄弟が別になった、あの施設は狭くて汚い、お友達と同じ所に入所したいだとか、 のんきな事を言っているから、わが子が「待機児童」になるんだよ。 なので、保育所増設に税金投与しなくてもいいと思う。 じゃぁ、どこにお金を回せば少子化が食い止められるかって? よくよく考えてみたら、既婚者で 「私達は絶対に子供は作りません」と かたくなに決めている夫婦はほとんどいないと思う(たまにいるけど) 既婚者は 最低でも1人は子供を望むと思う。 (まっ、そういう私は真剣に考えていなかったけど) 健康な体を持っている人で年齢的に産める世代ならば、1人産んじゃえば、だいたい2人目に行く。 って事は・・・どこにお金を注ぐかと言うと、既婚者で子供を望んでも出来ない人に回したり(治療代全額負担)、 1人は産んだけど、2人目不妊で困っている人に全額負担してあげる。 もう一つ問題なのが。 晩婚化と非婚化が問題だと思う。 1番問題が非婚化だ。 うちの近所にもたくさんいる。 行き遅れた、娘とはもう呼べない年齢の娘がゴロゴロ。 40過ぎた、特にどこも問題がなさそうな普通の企業に真面目に勤める息子達。 こいつらの共通点は「パラサイトシングル」だ。 70歳前後の親が、洗濯掃除をしてやり、ご飯を作り、生活費も全て親持ち。 自分の給与は全て自分で使い果たし、大型連休には海外へ遊びに飛び回り、 独身同士でいつまでも遊んでいる。 こんな居心地がいい生活を誰が進んで出て行くと思う? なので、こんな奴らの親や子供達の意識改革にお金を使ったら良いと思う。 少し前にスマップの中居君のドラマで「婚活マン」とか言うのがありましたよね? 見ていないけど、独身男が結婚に向かって活動する内容でしょうね。 そんなドラマを増やしたり、結婚って素晴らしいとか、子供って素晴らしいみたいな広告やテレビ番組を増やしたり、 逆に独身のままだったら、どんな悲しい最期が待っているかというのをアピールした広告でもいいし・・・・ それに対して、特に具体案はありませんが・・・・。 とにかく、結婚して子育てが素晴らしい物であるという事を謳っていかなければならない。 間違っても「結婚は人生の墓場」だとか「子供は大変だから作らない方がいい」とか言わない方がいい。 理解できる部分もあるが、それは感じる人によって差が出来る項目であると思う。 で、最後にどこに税金を投入したら少子化が食い止められるか、ここが1番重要だと思う箇所がある。 でも、多分今の世の中に反している答えだと思う。 それは、適材適所。 昔話のように、おじいさんは山へ芝刈りに・・・おばあさんは川へ洗濯に・・・・ というスタンスへ戻した方がいいと思う。 今は、女性が働きやすい職場へとか、産休を取りやすくするとか、育児休暇とか、 男性社員も育児休暇、男性も育児に参加とか・・・・・・。 これが本当に必要な人は、わずかしかいないと思う。 女性が働きやすい職場を作り過ぎると、子供への躾の時間が低下したり、男性の職がその分少なくなる。 結婚もして、子供も数人いて、なおかつ産休育休を取得し、子供への躾もしっかり出来ている人は ほんの一握りだ(なおかつ出世をしたり、高学歴な人も含む) こういうスーパーウーマンは、きっと何でも出来ると思うから、社会進出したままでもいいと思う。 普通の女性の社会進出が、男性の社会進出を妨げる。 こんな事を言うと女性から反発をくらうと思うが、私が女だから言う。 子育てが全て終わって、社会復帰したいと思った時に、社会復帰できる世の中を作るのに税金を投入したら良いと思う。 それまでは、適材適所で生きて行った方が良い。 男の社会進出が増えれば、男の派遣社員やアルバイトが減り、正社員率が高くなり、 安定した給与が望めるようになると、結婚率も高くなると思う。 自然と子供も作るようになると思う。 ただね、戦後じゃないので「産めよ増やせよ」というわけじゃないから、 今この時代だけに少子化と感じるだけかもしれないけど。 団塊世代が死に、団塊ジュニアも死んだ後の 「先の日本」では、もしかしたら たいした事じゃないのかもしれない・・・・。 世代別の人口割合が、平均的じゃないから困るんだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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