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今日は友達の事を書きます。
「夫の調教」の続編を楽しみにまってくださる方は今しばらくお待ちください。 (そんな人いるのか?) 親友のチリちゃんは38歳で第一子を出産し、その後すぐ第二子を授かる為に頑張ったが、なかなか授からない。 いわゆる「第二子不妊」という事だ。 最初の子もなかなか妊娠しなかったが、治療の為 はじめて病院へ行き、「タイミング療法」ですぐに出来た。 だから、今回もその方法で出来るだろうと思っていた。 が、いくら頑張っても出来ないので、毎回 生理が来るたびに落胆していた。 チリちゃん曰く 「今回も残念でしたと言う感情はもう通り越して、いい加減腹が立ってくるんだよね」と言う。 「また生理きやがった。頑張ったのに」という感情らしい。 チリちゃんの弟が数年前に人工授精をしていて、双子を授かった。 チリちゃんは自分も人工授精をするにはためらいがあった。 双子の確率が高くなるので、今、1人いるので それは困るらしい(うん、わかる気がする) それに 1回の授精ですぐ出来るとは限らないので、何度も何度もやると、それなりにお金がかかる。 4月で40歳になってしまったし、障害児の可能性も高くなるし、これで双子が出来たらますます障害の可能性は上がる。 無理をしてまで、2人目を授かる事に躊躇していた。 リスクありきで、人工授精に踏み切るかどうか悩んでいた。 が。 とうとう人工授精に踏み切った。 私はその決断をしたチリちゃんにビックリした。 チリちゃんは常に「無理をしない人」だ。 いくら弟がやったからって、自分は選ばないだろうと思っていた。 チリちゃん、本気だね。 ここで人工授精と、体外授精の違いを話しておこう(だいたいの人が知ってるけど) 体外授精とは、卵と精子を体外(体の外へ)へ出し、医師が卵へ精子を注入してから、妻の子宮内へ戻す。 必ず着床して妊娠へいたるとは限らない。 人工授精は、夫の精子を医師が妻の子宮内へ注射器のような物で入れるだけ。 その精子が卵まで到達するかどうかもわからない。 なので、普通にやった状態と同じだ。 つい先日、治療が終わった。 人工授精の方が簡単ではあるが、その前に何度が診察して、卵の状態が「最も妊娠しやすい時期」に注入しなければいけないので、数回 医師の診察を要する。 診察費は、数千円~1万円はかかる。 そして卵の状態が良くなると、医師から「明日、精子を持ってきてください」と言われるそうだ。 チリちゃんは、朝一で夫の精子を持って行った。 医師が顕微鏡で確認した。 「見てください」と言われて、顕微鏡の中を覗かせてくれる。 医師に 「普通は最低でも4000万個の精子はいるんだが、旦那さんのは若干少ない」 と言われながら顕微鏡を覗いたそうだ。 チリちゃん曰く 「顕微鏡の中で沢山の精子が泳いでたけどさ。そう言われて覗いても、それが多いのか少ないのか初めて見たから、比べようがないんだよね。 最高は何万個なのか何億個なのか調べて行ってなかったし。」と言う。 ん、確かに 医師は「それに、ちょっと精子の元気がない」と言う。 チリちゃんは 「精子がチョロチョロ動いてたけど、果たして元気な精子がどれだけ活発に動くのか見た事がないから、比べようがないんだよね」 ん、確かに で、元気のない精子だと「遠心分離」などによって精製し、活性の高い精子を作るらしい。 要するに、わかりやすく言うと、 元気のない精子君達に ある程度の力を加えて、その中で目が覚めて元気を取り戻した精子君を選びだして、 元気な奴のみ何人かを特攻隊長として出動させるらしい。 で、気になる費用ですが・・・・ 遠心分離と注入の費用を併せて、16,000円だそうだ。 前段の数回の診察費を入れると、合計で26,000円ぐらいだそうだ。 チリちゃんの行った病院はその程度だが、弟が行った病院は都内でも不妊治療で有名な所なので、1回で5~6万はするそうだ。 ちなみに体外授精は、50~60万だ。 東京都の場合、体外授精には 1回15万までは助成金が出る。 (年2回までしか助成してくれない) 残りの35~45万は自分持ちである。 人工授精の場合、助成金は1円も出ない。 一度の授精で出来るとは限らないので、これを28日周期(生理の周期)で繰り返すと、 毎月 最低でも治療費に2万~3万はかかる。 有名病院なら毎月5~6万だ。 「1人目不妊」なら夫婦で働いている確率も高く、この費用を捻出できる人もいるんだが。 2人目になると、だいたい妻が専業主婦で第一子の世話をしたり、幼稚園に通っているケースが多く、 なかなか毎月5~6万を捻出するのは厳しい家庭が多い。 あのね、民主党さん。 こういうお金を全部出してあげてよ。 ここまで治療する人は本気で子供が欲しいんだよ。 勢いだけで子供を作っちゃった人にはお金をあげなくていいからさ、本気の人に税金をまわしてくれないかな??? でね、話を治療の現場に戻すと。 元気な精子君達だけを、注射器のような物で 妻のオマタから普通に注入する。 別に痛くも痒くもないらしい。 出産時のように、分娩台に上がり、オマタを大股開きにしてパックリ開けなきゃならない 出産経験があっても、あの分娩台は恥ずかしいもんだ。 あんな大股開きで、夫以外の男にオマタを見せるなんざぁ~~~結構辛いよ チリちゃんは2歳の息子と一緒に行ったので、分娩台に上がった時はドキドキして、 息子の手をしっかり握りしめた 2歳の息子もしっかりの握り返してくれたようだ。 嫌な治療だなぁ~、 早く終わらないかなぁ~、 ここまでして出来るのかなぁ~等々、 不安と期待と恥ずかしさで胸いっぱいって感じだろう・・・。 そんな精神状態を 打ち消すかのように 注射器で、オマタに入れる直前に 医師が 「では、旦那さん入りまーーーーーす」と 言ってから注入したそうだ。 私は大笑いした なんだよ、その言葉。 リアルって言うか・・・・もうちょっと違う掛け声なかったのかい??? 医師は大真面目な顔で言ってたらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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