タランチュラ

田舎へ帰省していた。


まず、最初に現在両親も住んでいる高知県へ行った。



高知は、保育園時代と、小学2年～4年までを過ごした場所だ。


その時の親友と一緒に、父の手作りログハウスで飲んだ。


親友の旦那と、親友の妹も来た。



高知は田舎で人口が少なく、小学校は複式学級で、

2学年毎が一緒になって1クラスを形成していた。




親友Cちゃんと、妹のEちゃんは年子だったので、もちろん同じクラスで過ごした。

だから、私もCちゃんも、Eちゃんも同じクラスで過ごした仲間だ。




CちゃんとEちゃんから見て、幼い頃の私の印象は・・・・



家に遊び行くと、ピアノがあり、お母さんがおやつを出してくれたと言う。



父の経営していた会社の隣に住んでいたので、

その会社の手袋の生地（皮製品）を集めて遊んだとか・・・・



モンチッチが流行っていて、CちゃんとEちゃんは　親に頼みこんで買ってもらったモンチッチを持って私のうちに遊びに行ったらしいが、



私が更に大きいモンチッチを持っていて、羨ましかっただと言う話に華が咲いた





Eちゃんがいじめられていたら、私が助けてくれた・・・だとか・・・・




Cちゃんと、Eちゃんから私を見るのはとても「好印象」らしい。




まっ、悪い印象だと、現在も親友として続けてられないけどね。




Cちゃん、Eちゃんのお父さんはとてもだらしない人で、生活が貧しかった。



だから、2人から見ると私はとても恵まれている家庭環境に見えたらしい。


ふーーーーーん、幼い頃の私ってそんな感じなんだ・・・・・。











それから、

後半は香川県へ移動した。





香川県は小学4年～中学2年まで過ごした。まさに多感な青春時代だ。




香川県の親友K子ちゃん達と会った。





小学4年で転入してきて、K子ちゃんが学級委員をしているクラスへ入った。


担任の先生はK子ちゃんに「この子の事をよろしくね」と言い、私を託した。


K子ちゃんは親切にあれこれと世話を焼いてくれた（と思う）



同じ「折り紙クラブ」に入った。










K子ちゃんは、今更　こう言う。



「リリちゃんと会った時は衝撃だった。



小4の時な、自転車で海へ遊びに行ったんや。

そしたら、岩にくっついとる牡蠣を、石でガンガンと割って、

海の水でジャブジャブって洗って、こうやって食べたら美味しいでぇ～～と言いながら、

採れたての生牡蠣を目の前で食べ始めたんや。

あたし、もうビックリしてしもてなぁ～～。

リリちゃん、食べていけるん？って心配して聞いたんや。

ほんならリリちゃんは、海の塩でちょうどエエ感じやでぇ～大丈夫や

K子ちゃんも食べてみーよって言いながら食べるんよ。

ほんまに、あれは衝撃が走ったわぁ～～～」


と言う。






私は大笑いした。




だって、私からしてみたら「ごくごく普通の事」に対して衝撃を受けてくれるからだ。








K子ちゃんは更に続ける。




「ほんでな、リリちゃんは　屁が出る屁が出る3秒前！！　1・2・3って歌いながら、

ほんまにオナラするんや！！　それも衝撃が走ったわぁ～」


と言う。

私は大爆笑した。






中学2年の最後に埼玉へ転校が決まって、みんなに「サイン帳」を回した。


昔は流行ったよね？

1枚づつ紙を友達に渡して、メッセージを書いてもらうの。





それには、だいたいの友達が「ずけずけマンのリリちゃんへ」と書いてある。




「埼玉へ行ってもそのずけずけマンで頑張ってね」


だとか


「埼玉では、ずけずけを直してね」だとか・・・色々書いてあった。




私はどんだけ、ずけずけと物を言っていたんだろう・・・・？






でも、それによって嫌われたり（嫌だと思う人もいただろうけど）、

いじめられたりした事はなかった。






そして、中学3年の春に埼玉へ来た。



その時に友達になったのが、今でも付き合っている親友の　チリちゃんだ。




チリちゃんは、最近こんな事を言っていた。



「リリちゃんに最初に会った時は衝撃が走った」




（あれ？また同じセリフだわ）





「あまり親しくないうちから、ずけずけと物を言い、

嫌みではなくてハッキリと言う事にビックリした。

自分の事も隠さずなんでも話す所に、衝撃を受けた。

自分は、どちらかと言うと消極的で、思った事を口にしてはいけないと思い生きてきたから、

リリちゃんを見て羨ましいと思ったし、

あぁ・・・こんなにハッキリ意見していいんだ！と思ったんだよね」

と言う。





今まで出会ってきた友達は少なからず、衝撃を受けて友達になってくれている。




衝撃を受けたからこそ、今でも友達なのかもしれない。











でね・・・・。

香川県では、



当時の中学時代の友達、


男女まぜて13人ぐらいで飲み会をしたんだけど・・・・・






私から一言感想を述べさせてもらうと



「みんな　ずけずけとハッキリ物を言う」と思ったよ






突っ込みが激しく、はっきり物を言う人が多くて楽しかった。




で、更に思ったのが、



私は中学2年で転校していなかったら、どんな人間に育っていたのだろうか？




更に、ずけずけがパワーアップしていたのか？


多分、関東に来てから、これでもずけずけが緩和されたと思う。


関東の人ってわりと、本音を言わない人が多いよね。


突っ込みも全然激しくないしね、どちらかと言うとおしとやかだよね。








でね、今回一緒に飲んだ女の子達は、

小学時代に、脚光を浴びていた子だったりとか、

中学や高校でも　わりと目立っていた方の子だと思うのよ。




それなのに、なんか全然　かっこつけてないって言うかね・・・・。




なんて言う表現が適当なのかわからないけど。






素って言うかね。



きどってないし、ぶりっ子でもないし・・・・。



男子も来ているから、もうちょっと　女らしくしてもいいんじゃない？

と思う部分もあるんだけど、それがなぜか自然体で凄くいい感じの雰囲気だったのよ。



悪く言うと「女を捨てている」と言う言葉が当てはまるけど、


みんな身なりも綺麗でオシャレだったし、「女盛り」だったのよ。






あれだね・・・・

女も男も40を過ぎると




どっちがオバサンで　

どっちがオッサンなのか・・・・

区別がつかないわね。



良い意味でね