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2011.06.16
カテゴリ：世の中
以前、子供達の「ごっこ遊び」をブログに書いた（過去関連記事）
今の子供は、パソコンやらネットを用いた遊びが多くなってきた。 （親がやっているからだけど） ここ最近、うちの子供達の「ごっこ遊び」が変化してきた。 うちの今の流行りの遊びは・・・・・ それは それはね・・・・。 「 地震ごっこ 」  3/11の地震体験と、あれから毎日のように続いた余震と、計画停電と 日ごろテレビを付けっぱなしにしない私が、 ずっとテレビをつけてニュースに釘付けになっていた日々をおくり、 子供達の脳裏に焼き付いてしまったんだと思う。 ニュースに関しては、最後に厳吉に「もう見たくない  」と言われたのをキッカケにテレビを消している。我が子は楽しそうに、リビングで椅子を並べたり、おもちゃを並べたりして遊んでいる。 そして、しばらくすると 花梨が大きな声で 「地震がきたぞぉぉぉぉぉぉぉ～」と叫ぶ。 厳吉が 「津波だぁ～逃げろぉ～ 早く早くっ、こっちだっ！！！」 と言いながら 2階へ続く階段を2人で駆け上がる。 なんでしょう？この遊びは？  楽しそうにやっているので関与しないで放置している。 花梨と厳吉の「地震ごっこ」はまだまだ続く。 3/11の実体験まで遡る。 花梨 「地震よ！！！ 机の下へもぐって！！」 「パジャマから着替えて、早く！！！  」「小さい子はもういいっ！！パジャマのままでいいからっ！！」 「全員、お庭へ避難です！！」 当時、保育園だった2人の実体験が目の前で繰り広げられる。 花梨「全員、お昼寝の布団を頭からかぶって！！！」 厳吉は 布団を頭へかぶせられている  花梨「並んで！！ 先生の言う通りに行きますよ」 厳吉は 並ばされている 花梨「先生っ！！ 桜の木が すごく揺れてますっ  」花梨「桜の下は危ない！！！ 桜から離れてっ 」厳吉は、何かから離れようとしている  花梨「園長先生っ！！！ 後ろから煙が出ています  」保育園の後ろには、鋳物工場だかなんだが製造業の工場がある。 花梨「あーーーーーっ！！ 火が出てます 」花梨「えっ！！ 園長先生っ！確認しに行くんですか？ダメです危険です」 花梨は今度 園長先生になりすます。 「このままでは園児達が危険です。後ろが燃えるようなら、もっと遠くに避難ですから。 確認に行きますから」 花梨「わかりました。すぐ帰ってきてくださいよ園長先生」 まさに迫真の演技です。 彼女は女優になれます。 私は、肩を震わせ笑いながら、夕飯を作りながら耳はダンボで聞いていた。 なんかね、目頭が熱くなってきちゃったんだよ  可笑しくて涙が出るのもあるんだけど、こんな小さい子の脳裏にこんなにも鮮明に焼きつけるもんなんだと思うと、 なんだか健気でね・・・・。 これじゃ、東北の小さい子達はどんな気持ちなんだろうと思うとね・・・・。 花梨は「ジジーーー、ジージー」と言いながら、おもちゃの箱を耳につける。 箱をふったり、叩いたりしている。 何をやっているのか、いよいよ不明だったので、花梨にたまらず聞いてみた。 「その ジジーって言いながらなんで箱を耳に当てているの？」 花梨「園長先生がね、どこかに電話していても繋がらないし ラジオでずっとニュースを聞いていて、うちらを どうするか決めていたんだよ」 と言う。 ほほーーーーーー  その箱はラジオの代わりね。よく見てます。 「園長先生はラジオを聞きながら走り回っていた。でも揺れるから走りにくいって言ってたよ」 あれから花梨は小学生になり、4月の時点では まだ余震が続いていた。 発する言葉も 少し大人びてきました。 花梨「地震警報！！！ 警報です！！！ しゃがんで！！ しゃがめっーーー」 と叫ぶ。 そう、 放課後 運動場で遊んでいる子供達に、職員室から先生が大声で知らせる声だ。 これは私も頻繁に聞いていた。 運動場で遊んでいた子供たちは、一斉にしゃがんで身を潜める。 先生の「はいっOKです」が出るまで、全員 微動だにしない。 「はいっOKです」が出ると、途端に何もなかったかのように動き出す子供たち。 その機敏な動きは、軍隊さながらです  花梨「警報！！！ 警報！！ 茨城だ！！！」 花梨「警報！！！警報！！ 今度は千葉だ！！ 近い！しゃがめーーーしゃがめーー 」まったくもって 迫真の演技すぎます 地名もよく覚えてます。 震災から三カ月が過ぎ 我が家では まだ・・・・ 毎日「地震ごっこ」が繰り広げられている。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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