タランチュラ

義姉E子（49才）は、11年前に離婚して、息子R君（当時小３。現在大学1年生20才）を連れて、実家へ戻って生活していた。



実家には義母１人だったので、この11年間　3人で暮らしていた




今年のゴールデンウィークに私達4人が実家へ遊びに行ったら、

部屋の中の荷物がどことなく少なくなっている。



義母に「あれ？　R君の荷物がなんか少ないけど？」と聞くと、

義母は笑いながら「出て行ったよ」と言う。




夫は「なに？なに？何言ってんだよ、真面目に答えろよっ」と怒り口調で聞いている。



よくよく聞いてみると、義姉は突然　再婚してR君も連れて、新しい夫の元へ引っ越したらしい。




開いた口が塞がらない

私達夫婦はポカーンとしていた。






新しい夫（Tさん）は、20年以上前から義姉の事が好きだった。




離婚した時も、Tさんはたびたび求婚していたが、

義姉は「タイプじゃないのよね」と言って受け入れなかった。




R君の事は可愛がってくれていたので、TさんとR君は２人だけで、食事したり、スポーツ観戦したり、

男同士の付き合いは続いていた




お金のある人なので、それはそれはR君に色々と買い与えてくれる。


ゲームに始まり、パソコンだの、オーディォだの、貢いで貰った物は多い。



義姉からしてみたら、求婚は受け入れないが、R君に貢いでくれているのは

「Tさんが勝手にやっているだけ」と言っていた。




要は「いいように使うだけ」


R君から見れば「あしながおじさん」的存在だわね。






そんな関係が続いていて、何で急に再婚したかと言うと。



R君は、去年　ことごとく大学受験に失敗した




1年間、予備校に通いながら頑張っていたんだけど・・・・


今年の1月に急に「大学受験をしない」と言いだしたらしい。




義姉は猛反対したらしいが、R君は極度のプレッシャーに苛まれていたらしい。




母１人の派遣の給料だけで、予備校費も出してもらい、

これで大学受験にまた落ちたとなったら、申し訳ないと思っていたんだろうと思う.

（　↑　ここは私の勝手な推測）






突然、「癲癇（てんかん）」を起こし、意識不明となり救急車で運ばれた






それが、数回繰り返され、R君は「うつ状態」になり、一日中部屋にこもり出て来なくなった。




今流行りの「ひきこもり」だ




そんな時も、やっぱりゲームだ。



ゲームってね、度が過ぎると人生を破壊するよね。




ひきこもりってさ、「贅沢病」だよね？


ホームレスの贅沢版じゃない？


親がいて家があるバージョンだけじゃんね。



ま、そんな話は置いといて








義姉は、息子を放っておけなくなり、派遣を辞めて一日中付き添っていた。


こんな状態では、義姉の給与は入って来ないし、R君はひきこもりになり、先が見えなくなってしまった。








そこでだ！

あしながおじさん　登場だ。





あしながおじさん（Tさん）と誓約結婚をした。



R君の大学費用及び、生活費と義姉の生活費の全ての面倒を見るから、

入籍をして、義姉は家の事全て（家事全般）をして欲しいと言うことだ。





ていうか、普通に考えたら、ただ再婚した生活と同じじゃない？







義姉は、「友達だから」「条件付きだから」と言う。



この再婚の条件の中には


「男と女のあれ」



はないと言う事だ。



別に、そういう関係でもいいじゃん！と私は思うんだけど。

そんな関係でもないのに、そこまでお金を出して面倒見てくれる男がいる？？？


条件付きで「その関係もあり」でいいじゃんね。

その方が「自然」で「普通」だけど。



「友達だから」と言い張る義姉の方が、逆にいやらしい。







再婚が整ってから、R君には必死で大学へ行くように言い聞かせ（その時、既に２月は過ぎていた）


ある大学の三次募集で入った。


今はそこの大学へ通っている




そして、この再婚の話を（大学の事や癲癇の事など一部始終）、一切　義姉の口から報告をしてくれない。




実の弟であるメタ男ちゃんにも報告はない。



現在の義姉の住所や、新しい苗字が何になったのか、私達は一切知らされていない。



全て義母から聞いた話だ。




家から出て行った事は、遠く離れている山形の親戚にも　

おのずとわかる事で、義母からも山形の兄弟姉妹には話したらしい。







先日、山形の親戚の結婚式へ5人（義母、義姉、私、花梨、厳吉）で行った。

メタ男ちゃんが行けない替わりに、私が参加する事になった




山形の親戚のおばちゃん達に、義姉は色々と聞かれていた。

それを私は横で聞き耳を立てていた。




「親戚のみんなに報告しろ」と言われていたが


「普通の結婚じゃないから」「友達だから」

「条件付きだから」「私の方がボランティアみたいなもんよ」


と言っていた。





でもさ、条件付きでも入籍しちゃってんだから、報告するべきだと思うんだけど、どうかしら？






この誓約結婚に「入籍」は　果たして必要だったのかどうか？私にも不明だ。




Tさんはね、長年　義姉が好きだったから

「そこまでしたら、いつか気持ちは自分に向いてくれるんじゃないか」

と思ってやってくれているんだと思うんだけど・・・。







結局ね、山形の親戚にも報告していないし（みんなはわかっているけど）

旅行中、私はずっと側にいるのに、義理の妹にすら報告してくれなかった





義姉は変わっていると思いませんか？





私は凄く変わっていると思うんだけど。







私が義姉の立場なら



「再婚したの。条件付きなんだけどね。一応入籍したから、住所はここで、名前はこうなったから」

と、最低限の事は言うけど。




義姉は、

前々から自分の事は喋らないタイプである事は確かだ。



離婚した時も一切報告してくれなくて、いきなり「夜逃げするからトラック借りてちょうだい」とメタ男ちゃんに頼んできた。




別にさ、自分の事を喋りたくないならないで、それはそれでいいけどさ。



入籍とか離婚とか、人生において大切な事は

最低限「身内にだけでも」伝えてくれないかな？




再婚したＴさんは、「お母さんに挨拶する」と言ってくれたらしいけど、義姉が阻止して、義母に会わせていない。




そこ、、、、阻止するところかね？




義姉は、49才にしては綺麗で若く見えるし、再婚相手なんて探せばいくらでもいると思うよ。



今回は、R君のための再婚だったと思うけど、

どんなキッカケでも再婚した事は、素晴らしい事なんだから、

堂々と報告すればいいのに・・・・。




義姉はね、こういう所は変わってるけど、会って喋ってると　他は、どこも変わってると思う部分なんて無いのよ。




不思議でしょ？






私達は、いつTさんに会えるのでしょうか？


いつ家族として交流を持つ事があるのでしょうか？




多分、ないな・・・・




まぁ・・・・いいけどね。




でも、私の予想は

義姉は、今後「バチが当たる」よ。


多分ね。