タランチュラ

夫が「ロータリクラブ」に入会して　1年が経過した。




去年の12月に入会した時の約束は


入会した事によって、そこからの売上（営業の結果）が伸びないようなら辞めてもらうから・・・

という約束で入った。





月々の会費は27000円





毎週、例会があると出向き、その度に　なんちゃら活動やら、寄付金やらで、数千円飛んで行く。






例会の後は、飲み会があり、


割烹料理や寿司を食い、その後は　クラブへ繰り出し

ひと晩で、最低でも　2万～多くて4万ぐらい吹っ飛ぶ





ロータリーの中でも、いつくか組織が分かれており、

仲良し同士が入る「フレンド会」

同じ考えを持つ「泰○○会」

なんちゃらを支援する人が集まる「中○○会」と


色々・・・あるんだわ




うちの夫もいくつかに所属していて、またそれの「会費」やら「寄付」「積立金」等々、多額のお金が飛んで行く




入会して半年ぐらいして、それについて大喧嘩となった。





私の言い分としては「売上や利益も伸びないのに交際費ばかり膨らむから辞めてくれ」と言う。



夫の言い分としては「まだ半年だから　結果が出ない」と言う。




それもわかるんだけど、

だいたいね、そこに所属してる人は、みんな凄くお金を持っていて、社長業に専念できる人や、

交際費なんてどうでもよくて、ポケットマネーでいくらでも出せるような人ばかりだ。





うちは、交際費すら出せない






「金があればいくらでも出してあげる。利益が出るならいくらでも出してあげる。

だからそうなるようにしてくれないか。無い袖は振れない」と夫に言っている。






でもね、お金はかかるけど 夫はロータリクラブに入会してから、楽しそうにしてるんだよね。





50代、60代、70代の人生の先輩に可愛がられ、貴重な話も聞けて、なんせ　各分野の経営者と話しているのが楽しいらしい。


独立してから、夫はずっと孤独だった。


サラリーマンの頃も　同僚で「会社の組織がどうのこうの」と愚痴を垂れながら酒を飲むタイプでもなかったし・・・・

案外　一匹オオカミだったが。




独立してからは、本当に孤独になっていた。





友達のサラリーマン達と飲んでも話が合わなくなり、つまらないと言って帰ってくる事も多かった。


だからね、お金は本当にかかるんだけど、

夫は考え方が同じ経営者や、同年代の経営者（38歳～46歳）と一緒に飲んで帰ってきた時は、楽しそうに話してくれる。




そんなロータリークラブのクリスマスパーティーへ　先日　招待された




去年もあったが、入会したてで行くのは　何となく場違いな気がして遠慮していたが、今年は参加した。




総勢80名くらいの参加で、

会員（ロータリークラブの会員本人）だけで参加するテーブルと、

家族（妻、子供、孫を連れて）参加のテーブルとに分かれていた。





私のテーブルは、神社を経営（？）する・・・経営って言わないか・・・・


運営する宗教法人の住職の妻（70才ぐらい）と、その嫁（40才前後）と、

双子の孫（小学３年生女児）と同じテーブルになった。




あれ？ロータリクラブって、宗教と政治は持ちこんだらダメと聞いてたんだけど・・・・

神社はいいのかな？？？？





まぁ、どの顔を見ても、みんな金がありそうな顔をしてるよ





そう思って見ているからそう見えるのもあるけど、着衣や風貌で、醸し出すものってあるよね？？





みんなね、車なんて何台も持ってて、BMやベンツなんてチャリンコ変わりみたいなもんよ。




私なんて、車種がわかならい高級な車に乗っている。



川口駅前で飲み会がある時は、うちの夫は自転車で行くんだけど、

他の方は、ジャガーやポルシェで乗りつけて来て、帰りは代行で帰るらしい。




川口市内に住み、川口で飲むなら、タクシーで来てもいいし、公共機関の足もたくさんある。





なのに、わざわざジャガーでお越しになって、駐車場代を払い、また代行代を払う

意味がわからん。



金持ちならではの　ことなんだろうなぁ～～～



まぁ、それはいいとして・・・・・





同じテーブルの神社のお孫さんも、やっぱりお育ちが良さそうね。



洋服もいかにも　百貨店で買いましたって感じの洋服を着て、

なんせ、食べ方が綺麗なんだよね。




フランス料理に慣れてるって感じ。

こういう場にも慣れてるって感じよ




パンが出ると、きちんとパン皿の上でパンをちぎり、バターをつけて綺麗に食べていた。




うちの花梨は

「ねぇ、ママ。パンが遠い」と訴えてくる。


「遠けりゃ近くに寄せて食べたらいいでしょ」と言い、パン皿を近くに寄せてあげた。







パンを顔の前に持ってきて、すごい勢いで、すごい形相でパンをちぎる娘を見ていたら



あーーーーーー、


そうね、やっぱし　場馴れしてないし、


パン皿から綺麗に食べる食べ方なんて教えていなかったよ、トホホ








これからは　こんな事もあるから、もうちょっと　躾しなきゃ・・・・

テーブルマナーも教えなきゃ・・・・と反省しながら



反対側に座っている厳吉を見ると　　オーマイゴッド！！




バターナイフで、歯をギリギリ切って　歯ブラシのように遊んでいる・・・・。










あーーーーーーあ・・・・本当　　
　


お育ちの悪い小僧・・・・・・





自分はなんとか装っても、子供のマナーだけは隠しきれない・・・・・と反省しきりである。




お食事タイムが終わると、生バンド演奏があった。






演奏が盛り上がってくると、ボーカルの女の子が客席を回って、子供達に握手をしてくれる。



隣のテーブルにいた、5才くらいの男の子も、神社のお孫さんも、握手が回ってきたら、

ニコニコとウェルカム状態で、きちんと右手を出して握手を受ける。




厳吉の所に回ってきたら

うちの息子は、いやって顔をしてそっぽ向いてしまった。



もう　バカ息子


場の雰囲気って物があるだろっ




花梨は、それがわかるのか、照れながら握手していたが、手が反対だった。




おいおい



司会は、うちの夫がやっていた。






司会したり全体の流れを見たりして、夫は終始落ち着かない感じだったけど、


たまにテーブルに戻ってきて食事をササッと済ませる。




その時に、フォアグラのスープが出てきたので、小声で




「ねぇ、これフォアグラじゃない？」と聞くと



普通の声の大きさで



「えっ？俺、フォアグラなんて産まれてから一度も食べた事がないから　わかんないよ、あはは」

と天真爛漫に笑う。





それが、神社の70才のお婆さんに聞こえてしまって


「これはね、多分フォアグラだと思うわよ。私もわからないけど美味しいから頂いちゃったわ」と言う。


70才の金持ちのお婆さんがフォアグラがどうかが、　わかんないわけないじゃん。



私達のレベルに落として応えてくれたんだわね、きっと




もうね、うちの子供といい（まぁ、子供は躾ればいいんだけど）

夫といい

天真爛漫すぎて　困っちゃったわよ。


THE　・　素

って感じよ。





でもね、お土産も沢山　頂いちゃった。



造園業を営む社長さんからは、会員の奥様全員にシクラメンのプレゼント






子供達にもクリスマスプレゼント






2万円相当のカタログギフト　2冊分





ホテルからも手土産





浦和レッズのサイン



サッカーに興味ないから、欲しい人あげますわよ。





こんなに貰えるなら　また行きたいわ（←貧乏人丸出し）


来年までに　躾なきゃっ