夢をかなえる人になる奇跡。
今日はテーマをそのままタイトルにくっつけちゃいました。昨日4/5は国家試験の合格発表の日でした。以前の日記にちらっと書きましたが、私のいとこは歯学部でした。彼女のお父さん（私にとっておじさん・母の弟）が歯科医院を開業しているのです。別につがなくてもいいと言われてきてたのに、彼女は理数系の勉強が好きだったのと、やはり親の背中を見て育ったせいなのか歯科医になることを決意し、歯学部に入ったのでした。2つ下に妹がいますが、妹のほうも同じ大学に入学。心理学部に入って、同じように昨日が国家試験の合格発表でした。6年制の歯学部と4年生の心理学部なんで、卒業式も試験も一緒の日でした。なぜタイトルに奇跡がついているかというと・・・。事件が起きたのは国家試験の1週間前。いとこは大学の女友達（そのコも歯医者の娘）の運転で帰宅途中でした。交差点に差し掛かると、50キロ以上のスピードを出した車がぶつかってきたのです。向こうは右折でした。なので助手席に座っていたいとこはもろに衝撃を受け、かなりぶつかられて眼鏡もふっとび、脳みそはズレ、首は鞭打ち、腰の骨もおかしくしてしまったのです。もちろん悪いのは相手です。でも交差点での事故っていうのは相手がどんなに悪くても10対0にすることができません。相手は50歳～60歳くらいのおばさんで、なんと運転しながら1歳くらいの孫を膝に乗せていたというのです！！それを聞いてびっくりしましたよ！同じ子を持つ親として、ナゼ子供を膝に乗せて運転なんて危険なことができるのか、なぜそんな状況で50キロ以上もスピードを出していたのか気がしれません。おばさんが事故を起こしたわけですが、オバサンも子供も無事。なぜなら運転席だからエアーバックがでたからです。いとこを乗せて運転していた友達も無傷。こちらもエアーバックが出ていたから。何も悪くない、運転もしていない、ただ座っていただけのいとこが、いとこだけがエアーバックもなく、被害に合いました。病院の先生、大学の先生からは今回の国家試験はあきらめるように言われました。なぜなら50キロ以上のスピードの車に横あたりされたせいで、脳がズレ、それが元に戻るまで、正常な状態に戻るまで2週間はかかるからです。脳がズレるとどういうことになるか。記憶が途切れ途切れになったり、自律神経がおかしくなってしまって欝状態になったりするんです。せっかく6年間、この日のために頭に詰め込んできた知識が、思い出そうとしても思い出せなかったりするのです。だから、先生たちは言ったそうです。「まともに解答できるようになるのは2週間かかる。だから今回はあきらめて、来年また受けなさい」と。そんなこと言われて納得できますか！？この日のために毎日毎日一生懸命勉強してきたんですよ。自分が起こした事故なら納得もできますよ？自分が運転していたんだったら、まだ自分をせめればいいんですから。でもいとこはどこに怒りをぶつければいいんですか！？やりきれない気持ちをどうすればいいんですか？「あきらめなさい」っていわれて「はい、そうします」っていえるわけがないですよね。私ら親族がもっとも腹が立ったのは、相手もそうですけど運転してたコとその親。人を乗せて運転していて事故にあったのだから責任があるのに、いままで謝罪がないんですよ。挙句の果てに、心身ともにぼろぼろのいとこを事情聴取に警察に連れて行ったんですよ！いとこの両親は、いとこの体と精神状態を考えて、事情聴取は落ち着いてからにして欲しいと警察にも頼んでいたのに、運転していたコの母親は、自分の子供の不始末を早く片付けたいが一心で、こちらの状況を気づかうわけでもなく、誤りもせず「国家試験の前に片付けたいから早く行きましょう！」と強引に連れて行ったそうです。いとこは何もしないで試験を見送るなんてことができず、試験を受けました。やはり脳のダメージがすごく、試験もなかなかはかどらずにてこずったようです。答えを書いても、頭の中でまた違う答えがちらついたりして何度も何度も書いたり消したりしながら、ズレてる脳の中の自分が詰め込んだ記憶を探し出したようです。家に帰ってきて自己採点するとギリギリ合格。「自己採点でギリギリだからきっと落ちてる・・・」「私の6年間はなんだったの！！」そう言って、事故の後は毎日号泣していたようです。下の妹は就職が決まっていたんだけども、精神状態もよくなく、毎日首の牽引や腰の治療で病院に通っている姉をほっておけるわけがなく、就職を蹴って大学に残ることに決めたといいました。いとこは昔から頭がよくて、勉強も大好きで、優しくて頑張り屋のとってもいい子でした。決して歯科医になるようなタイプではないと思っていたので（内気なコだから）、歯科医になるって聞いたときはびっくりしましたが、中学から常に成績がトップで北海道1頭がよかったコなので、きっとなれると信じてました。大学も10番以内から成績が落ちたことがなく、総代を務め、主席で卒業するくらいの優秀な子でした。そんなことがあっての昨日の発表。ドキドキしながら報告を待ってました。合格者には家に電報がくるとかで、実家で祖母が待機していたようですが、「妹の分しかまだ届いてない」といわれたのが夕方。母と「やっぱりだめだったのかねぇ。大丈夫かなぁ・・・」といとこの身を案じていたのですが、夜7時くらいになって合格したと連絡が！！母と泣いて喜びましたね。二人仲良く合格でしたよあきらめろと言われても、あきらめずに最悪の状況の中頑張って勝ち取った合格！ほんと、すごいコです。自慢のいとこです。今はまだ体の状態がよくなく、薬飲んだり治療に通ったりしてるので会えるのは夏くらいになりそうですが、会うときにはいつもの元気な優しいいとこに戻っていて欲しいですいつも以上に長い日記になりましたが、読んでいただいてありがとうございました。。。いとこの奇跡の合格におめでとうクリックを♪→
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