カテゴリ:震災
先週末のこと。 朝から子どもたちが街を作って遊んでいました。 うとうとしながら2人の話を聞いていると・・・。 「これ、ひなんじょ。・・・つなみきたときの。」 「避難所そこじゃ、水くるよ!こっち側にしないと危険!!」 「これ、山。」 「山のせいでつなみこないんだよ。」 ・・・と、しゃべっていました。 これは、「地震ごっこ」「津波ごっこ」と同じ類の遊びなのかな~と思い、黙って聞いていました。 子どもたちは、恐れ、心配、不安や緊張感、我慢というストレスを言葉で表現することができず、ごっこ遊びで表現するのだそう。 息子は、私が残業で帰宅するのが遅くなると、電話を掛けてくるようになりました。 帰宅するなり 「よかった~。帰り遅いから、もう二度と帰ってこなかったらどうしようって思った。」 と言われたことも、何度かあります。 予め分かっている残業の時は、「今日遅くなるからね。」と言っているのですが・・・。 娘は、寝ている時に小さな余震があると、「こわい~」と目を覚まします。 震災前は起きなかった小さな揺れにも、敏感になっているようです。 避難所で過ごすこともなく、数週間不自由な生活をしたくらいで済んだ子どもたち。 新しい建物だったため、学校や保育園に目立った被害はなく、表面上は以前と同じような生活が出来ています。 一見脳天気なように見えるけれど、 それでも、まだ・・・心の中には多くの不安を抱えて過ごしているのだな、と感じます。 * * * * * 震災から3カ月が経ちました。 いろいろなことがあり、たくさんのことを考えましたが、上手く文章にすることができません。 我が家の、思い出のアルバムから。 2010年9月26日、名取市閖上。 息子の念願かなって釣りデビュー。 閖上では、保育園時代に地曳網の体験をして、TVで取材されたこともありました。 2010年9月5日、塩釜市浦戸桂島。 季節外れの海水浴。 2010年2月14日、気仙沼市。 泊まっていたホテルから見えた気仙沼湾。 2009年5月31日、亘理町。 いちご狩りと、わたり温泉鳥の海付近の荒浜。 2009年2月14日、いわき市。 アクアマリン福島。 こちらは、復興へ向けて頑張っているそうです。 ・・・今では、写真と心の中でしか出会えない光景です。 山育ちの私には、海は憧れの場所でした。 穏やかな気持ちで海を眺められる日が来ることを、願わずにはいられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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