カテゴリ:タロイズム
僕は『相手の気持ちを察する』って大事だと思います。
今日はそのことについて話します。 とある電車の中での事・・・ 座席は全部うまっていました。 とある駅でおじいさんが乗ってきました。座席に座っていた若い女性がおじいさんが乗ってきたことに気付きました。すぐには声を掛けませんでしたが、数十秒考えた後に意を決しておじいさんに席を譲ろうと、立ち上がりそばまで行って声をかけました。 女性「席、どうぞ」 おじいさん「いえいえ結構です」 女性「そうですか・・すみません」 こんな後に席に戻るのって難しいです。たぶん立ったままだと思います。女性としては席に座ってくれるだろうと思って、声を掛けたら断られた。また、断られたぐらいならまだしも「わしはまだ年寄りではない!」と怒られたときなんかすごく凹みます。 おじいさんにしたら‘ありがとう、でも大丈夫だよ。’そう思ったかもしれません。 でも女性はこの断られたという経験をしたので、次に席を譲ろうと思った機会に、‘また断られたらどうしよう・・・ありがた迷惑なんかな・・’そう思って譲るタイミングを失ってしまいます。 そうやって、席を譲れなくなってしまうと「まったく今の若いもんは席も譲らん。」と老人からこんな声が広がってくるかもしれません 若い世代にとって、60歳以上はみんな老人です。しかも60と70の見分けはつきません。 ここで大事なのは、おじいさんは相手(女性)の気持ちを察して嫌々でも、「ありがとう」と言って座るべきだったと思うんです。 救うべき点とすれば、女性が断られたショックを受け止めて‘私なら人の好意を受け止めて、絶対座ろう!’と思ってくれるということ。 僕が思うに、断ったおじいさんは今まで席を譲ったことがないのではないんだろうか。もし席を譲る経験をしていたら相手の気持ちを察して、絶対席に座ると思うんです。 少し似たような事なんですが、もし自分が旅行に行って、友人にお土産を買って「どうぞ」と言って渡そうとしたら「ありがとう、でもいいよ。」って断られるのと同じだと思うんです。自分にとっては相手が喜んでくれるだろうと思って相手のためだけに買ったお土産。それを断られたら・・やっぱりショックです。 もう一つ似たようなことで、おじいちゃんやおばあちゃんが孫にお年玉をあげるときの顔はすっごく嬉しそうです。あれは、用意したお年玉を孫が喜んで受け取ってくれて、なおかつ「ありがとう」と言われるから嬉しい顔をするんだろうなぁ~と思います。ここで、もし孫に断られたりでもしたら、おばあちゃんはかなりショックなはずです。 うん、やっぱり気持ちを察して、好意を受け止めたほうがいいんだなと僕は思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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