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(前回の続きです)
一番心に残ってる想い出があります。 家族とおじいちゃんたちが同居してるときのことです。(僕、母、妹2人、祖父母。父は転勤で別居中) 高校生だった妹はバイトに行ってました。 10時までのバイトで、帰宅する時間は大体10時40分。僕は心配なのでいつも帰宅するのを起きて待ってました。 そんなある日、妹が10時40分に帰ってきません。11時になっても・・。 心配性の僕にとっては不安でいっぱいでした。 その当時は携帯が現在ほど普及してなかったので、連絡のとりようがありませんでした。連絡とれないので、いっそう不安になってました。 んで、「ただいま~♪」と言いながら帰ってきたのが12時。何事もなかったかのように妹はしてました。 ほっとしたんですが、不安が解消されたと同時に怒りがきました。 いつも温厚な僕と母が同時に怒りました。そりゃ~もう怒りましたよ。 2人でぼろくそに「バカが!!」を連呼して、「帰ってくんな!出て行け!!!」とかね。 収まったのが忘れたけども大体20分後。 妹はぐちゃぐちゃに泣いてました。 それから、妹は泣いたまんま自分の部屋に行きました。 母も寝て、僕は居間でTVを見てたらおじいちゃんが居間にきました。 おじいちゃん「太郎ちゃん、怒るのも無理ないけど、母ちゃんと二人同時に怒ったらいかんばい。」 僕「???」 おじいちゃん「ああやって2人同時に怒ったら子供は逃げ道がなくなったじゃろ? 高校生といってもまだ子供なんやけん、どっちかが怒らずに逃げ道を作ってやっとかんと。」 おお~!なるほどそうやね!!すげ~と関心しましたよ。頑固者のじいちゃんなのに頭が柔らかくてびっくりしました。 そんときはほんと尊敬しました。 めでたしめでたし。 ・・と、これで終わっていれば美談なのですが・・・・ さすが我がおじいちゃん。美談のまま終わらせてくれません。。 まだ続きがあります。 約十日後のこと・・ またバカな妹が懲りずに12時近くに帰ってきました。 少し違った点は「遅くなってごめんなさい」と言いながら帰ってきたことですかね。 それでも、心配して起きていた母ちゃんは怒ります。 僕はといいますと、怒ろうと思ったのですがおじいちゃんの教訓のとおり何も言いませんでした。逃げ道を作っとったわけですね。 よ~しこのまま母ちゃんのお説教が終わればいいやと思いきや・・ じいちゃん乱入。。。。 僕「え??」 じいちゃんは母ちゃんと共に怒った。ドスの効いた声を張り上げて怒った。すんごく怒った。俺の怒り方の比ではないくらい怒った。 そりゃ~もう恐い恐い。 僕は『え?じいちゃん??なんで???あんた、怒るときは二人で怒るなとか逃げ道作ってやれとか言っとったたい』と目を点にしながら思った。 約30分後。やっとじいの怒りは収まり、じいは部屋に帰った。妹はというと泣きじゃくり、部屋に泣きながら帰った。そりゃそうやろ。 あまりに泣いていたので僕が慰めてやる役目になった。 これがじいちゃんの言う逃げ道なのか?いや絶対違うね。 あのじいはそんなんじゃない。自分が怒りたかったから怒っただけ(笑)うん、絶対そう。 ほんとに自分勝手なじいちゃんです。 この自分勝手なとこが僕の祖父って感じがしますし安心しました(笑) はい、これこそめでたしめでたし。 ん~。なんかおじいちゃんの悪いとこを言ったみたいですが、おじいちゃんは僕が尊敬している3人の中の1人です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 17, 2004 06:44:27 AM
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