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カテゴリ:読書
プラトン「饗宴」(久保勉訳・岩波文庫)、読み終わった。
無知者と智者の中間に位置する愛智者(フィロソフォス)を、智者たる神との交信を行わせ、人間を全一の存在へと導くのが神霊(ダイモーン)としてのエロス(愛)。 美しき者同士の交合によって誕生する魂のエロスは、学問によって高められる。 そのギリシャ的な理想形はかの「少年愛」だ。 まだあやふやなので、もう少し読み込んでから何か書く。 ――――――― そもそも学生とは本来的に愛智者(フィロソフォス)であるべきような気がする。 修養の時期にあるべき者が学ぼうとしないのは、もはや愛智者ではなく無知者でしかない。 読んでいると不思議に学習への意欲が湧いて来る。 これは高校生及び大学・専門学校初年度、あるいは年齢に関係なく学習に対する意欲が有るなら読んでおいた方がいいんじゃないかな、と思う。 専門学校に入学してからというもの、理想と現実が大きく乖離し始めていた俺にはいい薬だった。 「よ…読みました…」 「ああ…次は“君主論”だ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.30 18:17:52
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