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カテゴリ:日常の出来事
人間関係を構築する上で、趣味・嗜好や価値観の合致は(それが全てではないにしても)とても重要な要素を占めているはずだ。 例えばAとBという二人の人間が居たとして、二人が全く正反対の価値観を持っていれば、話が合わないがために、親交を結ぶことは多少なりとも困難が伴いそうな気がする。 価値観の相違ゆえの、互いへの偏見が接触前から醸成されていれば、より人間関係の構築は困難になるに違いない。 初めから色眼鏡で互いを見合っていれば、そもそも何らかの形で接触したいという意欲さえも起こらないという事になりかねない。 この点を考慮すると、人間関係というモノに完全な同意や共感は必ずしも有り得ず、必ずどこかしらで妥協すべきポイントが生じざるを得ないのだと思う。 そして、それはわざわざこうして書いてみるまでも無く誰もがはっきりと、あるいは漠然と感じているはずだ。 ――――――― 何が言いたいのかというと、オタク相互間における人間関係の構築っていうのは(……とりわけコンテンツによって強い結びつきを見ている関係は)、方向性が異なると全くと言っていいほど噛み合わないんじゃないかなあ……と。 同じクラスの男オタク達を観察していて思ったのです。 彼らは会話の中心は常に……という訳でもないですが、アニメやゲームの話題がほとんどです。しかし、同じオタクであってもそうした話題ばかりに偏る事を是としない人間にとってはむしろ嫌悪の対象となっているのかもしれません。 というか正直に言うとそれは俺の事なんですが、俺の場合は価値観の相違という理由で彼らを暗に「下」に見ることによって、他の事柄によって満たされ得ない醜い自尊心を満足させているのだと思います。 そして、そこには彼らに対する一抹の羨望と、自分自身へのどうしようもない失望が見え隠れしているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.09 17:18:08
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