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カテゴリ:映画
ドグラ・マグラ (1988)
ニコニコにまさかの予告版。 映画版はもう20年も前の作品になるのか……。 「夢幻の恐怖ワールド」っていうコピーがいかにも80年代って感じで良いですな。 観てみたいが、近くのレンタルショップにビデオの一本でも置いてるのだろうか? 地元では一回も見かけた事は無かったが。 それにしても、正木博士が全くイメージ通りの見た目な事に驚く。 それにしてもこの「ドグラ・マグラ」という作品、夢野久作による原作は原稿用紙1200枚という大作で、かつ完成までにかかった期間が十数年。さらに内容は「奇怪」の一言。一種のメタ技法を駆使した探偵小説なのだが、これが滅法面白い。 夢野は「この作品を書くために生きてきた」と言ったとか言わなかったとか。 そして「ドグラ・マグラ」発表の一年後、夢野は脳溢血で急死する。 考えてみれば、十数年もの歳月をかけて畢生の大作を完成させた、そのわずか一年後に死んでしまうというのも、何か運命的なものを感じる話だ。 また読みたくなってきた。 が、あいにくと実家に置いてきてしまっている(角川文庫版)。 ちくま文庫版でも探すか……? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.26 23:58:21
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