|
カテゴリ:読書
デーヴ・グロスマン「戦争における『人殺し』の心理学」 (安原和見訳・ちくま学芸文庫)を読了。
人間は本来、自分と同じ人間を殺すことに強烈な拒否反応・抵抗感がある。 だが、兵士を兵士たらしめる、殺人への抵抗感を薄れさせる教育プログラムや戦場に特有の心理状態が作用する事によって、兵士は銃の引き金を引くのだ。戦争という殺人が合法化される場所で、人間の心は相手を「殺す」事でどのように傷付いていくのか。その傷を癒すにはどうすればいいのか。 そして殺人への抵抗感の薄れは、暴力的なテレビ・映画・ゲームなどの影響によってアメリカ社会全体を覆い始めている……。 大まかな内容を説明すればこんな感じ? 部屋が寒いわ暖房が使えないわでマトモな感想を書く気力が起きないが、ハートマン軍曹が頬笑みデブを罵倒するのにもちゃんとした理由があったのだという事が解りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書] カテゴリの最新記事
|