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カテゴリ:読書
「バジリスク 甲賀忍法帖」。 ブックオフで全巻購入してしまった。 超オモシれぇ。 所々にオリジナルの設定を盛り込みつつも、基本的には驚くほど原作通りに進んでいる。無駄に話を引き延ばしたりせずにキッチリ全5巻で終わらせたのも良かったと思う。 ノエル・ペリン「鉄砲を捨てた日本人 日本史に学ぶ軍縮」(川勝平太訳・中公文庫)読了。 戦国時代に世界有数の鉄砲使用国として隆盛を極めた日本が江戸時代になってから次第に鉄砲を使わなくなった事に着目し、そこから現代の軍縮への教訓を読み取ろうしている。 それは結構、だがあまりに条件が特殊すぎやしないか? 詳しくは後で書くことになるかもしれないけど、江戸時代の日本が鉄砲不使用に踏み切った諸々の理由が、もっぱら当時の日本にしか当てはまらないパターンが多い様な気がする。 少なくともこれをそのまま現代の核軍縮等に応用する事は出来ないはず。 もっとも、著者としては「軍縮や兵器の放棄は実現し得る」というモデルケースを示したかっただけで、別にそっくりそのまま同じ事を現代の軍事・防衛問題に適用して欲しい訳ではないのかもしれないが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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