tartaros 　―タルタロス―

今後も中規模噴火の恐れ
浅間山、熱活動高く警戒継続－降灰は房総半島まで


　江戸時代に浅間山が噴火した時の話。

　空を覆った灰と煙が日本の空を覆い尽くして深刻な飢饉を引き起こした。それに留まらず噴煙は日本国外にも拡散し、フランスに達して天候不順を引き起こし、挙句の果てにフランス革命の遠因になったとかならなかったとか。
　風が吹いて桶屋が儲かったが如く、火山が噴火して市民革命が起きたとは。


／^o^＼ｱｯｻﾏｰ

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　何なの一体。

　「合同企業説明会あるけど、アパレル関係の会社来ないから行かなくていいべｗ」とか言って、大学生ですら内定取り消されるこの御時世に自分の好きな所に就職できると思っている人たちは……。
　学生にとっての売り手市場はもう終わったって学内の説明会でも散々言われてきただろうに、今まで何を聞いていたのだろうか。それとも、聞いてないからああいう台詞が平気の平左で出て来るのか。
　それとエントリーシート書くのに手間取って「こんな紙切れ一枚で私らの何が判んのって感じだよね！」って憤慨している一部の女子。そんな「紙切れ一枚」ですらまともにでっち上げられない……もとい書きあげられないクセに、言い訳じみた事を言うのは甚だ滑稽に見える。因数分解が理解できない中学生じゃないんだから。彼女らの意見は一理あるのかもしれないが、企業の採用担当の人々はそこまで寛容じゃないと思うぜ。とりあえず、俺はエントリーシート“だけ”は余裕で終わらせることができた。要するにあの「紙切れ一枚」は、学生時代に頑張った事や将来の志を捻り出して既定の枠内に収まるよう文章化するという作業が必要になるモノであるのだが、今までの読書経験およびブログでの文章書き経験が貧弱ながらも初めて役に立った瞬間だと思って密かに感動したね。おかげで久しぶりに人に褒められました。
　
　あー、まあ、エントリーシートだけしっかり完成させても次のアクションを起こさないと意味ないんですけどね……もちろん。


　しかし、それにしても専門学校という場所はずいぶんと二極分化の激しい所だというのをここ最近は痛感する。大多数のオプティミストと少数のリアリストによって構成されているような気がしてならぬ。後者のリアリストなる人々は少数派であり、何の目的も無いままに短いモラトリアムを謳歌するためだけに入学した前者のオプティミストとは鮮やか過ぎる対象を成す。大学の場合はどうか判らないが、元より「職業教育」を旨とする専門学校ではとりわけこの対比が激しいのではないかとも思われる。
　何故なら、オプティミストは今を楽しむ事だけを考え、リアリストは将来を見据えた行動を起こしているが、就職活動などのような明白な将来性を左右する要素に直面してなおどういった行動を採るかによってこの二者の違いは決定的に暴露される。すなわち、単に遊ぶ事を楽しんで就職についての行動を先延ばしにするオプティミストと就活を既に開始しているリアリストの違いである。「学生」という身分を保障される期間の終了は刻一刻と迫っているのであり、それを知ってなお遊び続けられる人々と、対照的に終わりを予感して新たな始まりを模索している人々とでは、言うなれば勤労観・職業観の違いめいたモノさえも感じ取ることが可能だろう。というか、就活という人生の一大関門にブチ当たった際にどういう行動を採るかによって、その人の人間性のある側面が測れるような予感がするのだが……さて。
　
　しかし少なくとも、モラトリアム欲求の強いオプティミストが大多数の状況では、専門学校生はバカばっかりという誹りは免れないと思う。俺が言うのもアレだけどっつーか本当にそうとしか思えないけど、授業中に一回も前向かないヤツとかザラ。
　うるさい。とにかくうるさい。
　黙れ。とりあえず黙れ。お口チャックマン。
　それと、そこはさっき先生がちゃんと説明してた所だってば。