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tartaros  ―タルタロス―

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2009.02.16
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カテゴリ:読書
 津原泰水「綺譚集」(創元推理文庫)を読了。
 久しぶりにホラーを読んだ気がする。どちらかといえば幻想文学だが――。

 しかし、それにしても凄い。短編集だが、作品によって作風も文体もガラリと変えて来る。交通事故死した少女を天使に見立てて解体する残酷かつ優美な話があるかと思えば、肉体関係を持った白痴の姉と優秀な弟が祖父殺しを企てる倒錯した話もあり。幻想的な恋愛小説の次には全編にわたってセックスばっかりしているような短編もある。
 が、それでも「淫ら」には非ず。異常とも思える程に優れた文章力のおかげか、優美ささえを湛えながらも読んでいる方が勃つようなものではない。欲求発散の代替を成す即物としてのエロスという側面を包含したまま美にまで昇華しているというか――これが文学の力なのだろうか。

 とにかく作風が多彩に過ぎて「こう」とハッキリ言い切る事ができない。
 久しぶりに面白いものが読めて満足だという事だけは確実だ。





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Last updated  2009.02.16 23:53:07
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