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テーマ:今日のニュース(1445)
カテゴリ:時事ネタ
クサナギ君が、封印されしエクスカリバーっていうか草薙剣を解き放つ時がやって来るとは夢にも思わなかっただよ。
スサノヲノミコトはヤマタノオロチを退治する際、酒を飲ませて泥酔させたうえで奇襲したそうな(卑怯?)。で、死んだ大蛇の尾から出現したのがアメノムラクモノツルギ、別名クサナギノツルギ。つまり、クサナギ君が酒に酔って神器を白日の下に晒したというこの事件は、神話に予告されて(ry 「井の頭公園バラバラ殺人事件」の時効が成立してしまったそうで。 詳細は各自で適当に調べて欲しいんだけど、とにかくこの事件は「異様」の一語に尽きる。死体をバラすという行為自体も十分に猟奇的だが、それは多くの場合、身元を判りにくくして捜査の撹乱を図るためだとか、犯人が死体運搬の際に負担を軽減(人間の死体というヤツはけっこう重いそうだ)するためという理由が多いと聞く。つまり、我々が一般にイメージする変態的・猟奇的なイメージというのはバラバラ殺人には意外と当てはまりにくい。 が、この事件。被害者の遺体は単にバラされるだけでなく正確に数十センチ角にカットされ、体内の血液も完全に抜き取られていたらしい。通常、人体へここまで大掛かりな「加工」を行うには非常に大きな設備が必要で、そのうえ素人ではとてもできないほどに専門的な医学知識・技術が求められるという。そのため、複数犯説や犯人は医師なのではないかという説、さらにはカルト宗教が関わっているという話まで飛び出して様々な憶測を呼んでいたようだが、結局はこの度めでたかろうはずも無く迷宮入りを果たしてしまった次第。 ちなみに日の沈まぬ帝国とイギリスが謳われ繁栄していた時代、19世紀のロンドンで切り裂きジャックが暴れ回った際も、人を切り裂く手際があまりにも良かったことから日常的に肉を切っている者――市内の医師や屠殺業者に疑いがかけられたことがあったという。 イギリスが太陽の光をいっぱいに浴びていたその影で陰惨な連続殺人事件が起こっていたように、15年の間に様々な浮き沈みを経験してきた日本の片隅で、奇怪な影が今でも消えること無く蠢いているのであろう。 「猟奇」という言葉は元来、「奇妙なものを探し求める」という意味のある言葉だそうだが、手口も奇怪で犯人像の糸口も不明だったこの殺人事件。まさしく尋常一様ではとてもはかり難い奇妙を凝集した、陰影の落とし所である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.23 23:19:01
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