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カテゴリ:日常の出来事
ジャケットのデザイン怖すぎワロタwww 妹が学校で虐められているという。 ある男子生徒から暴言を浴びせられていると言う。 で、その暴言の内容が 「お前の兄貴はカリスマに欠ける」 というものだという。 理不尽。っていうか不条理だと思う。 まあ、昨晩に見た夢の話なんですけど。 坂口安吾「風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇」(岩波文庫)が面白すぎる。 何というか、安吾は世間一般で言うところの“小説家”とか“文学者”としてのイメージに必ずしも沿ってはいない作家だったのではないだろうかと思えてしまう。とにかく自由闊達で豪放磊落な印象だ。あまり既成の概念や価値観に囚われないかのような部分が散見され、これが「堕落論」「日本文化私観」といった他とは一線を画す思想めいたものの礎になっているのかもしれない。普通だったら、伝統という枠にこだわりがちの所を、安吾は驚くほどに破壊……とまではいかないまでも、背を向けるくらいのことを見事にやっている。 オスカー・ワイルドは「ドリアン・グレイの肖像」の冒頭部分で「最高の批評は、最低のそれと同じように、自伝の一種なのである」と言っているが、ある作品や思考を何らかの「表現」によってこの地上に誕生させることも、その人物が体験してきた性格だとか人生の縮図としての意味合いをいくばくか含んでいるのではないかしらん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.30 22:13:31
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