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カテゴリ:日常の出来事
部屋の湿度が高いので、洗濯物がなかなか乾いてくれなくなった。
「もうそんな季節なのか」と思いながら扇風機を使って空気を攪拌し、少しでも早く乾かそうと努力しているのだが、これが奏功しているのかは実のところよく判らない。 第一、暑くても自分の方に向けられないってのが悲しいね……。 同じクラスのある人とちょっと話をしたのだが、彼が(唐突な流れではあるけれど)ある時ふと「竹島は、別に何かに使うワケでもないんだから、韓国にあげてもいいんじゃないか」と言っていた。とりあえず俺は「いや、竹島を取られると経済水域が狭くなって困っちゃうんだよ。だから日韓両国が領有権を主張してるんだよ」と言うに留めておいた。詳しい歴史的経緯等は俺自身も知らないし、説明できないので。 で、この会話を経て思ったのだけれども、真に恐ろしいのはどちらかの思想・主張に肩入れすることではなくて、問題に関して無知であることではないだろうか? 少なくとも、竹島問題に関して言えばなぜ日韓両国が喉から手が出るほど欲しているのかということを知っていれば、相手にあげてもいいのではないかという放言めいたものは出て来そうにないように思える。 われわれ日本国民が竹島問題に関して考える時、日本政府の見解に同調するのか、それとも韓国の主張を容れるのか――両国の間で問題が最終的決着を見ていない現段階では、個人の判断に委ねるということが可能である。けれども、問題の詳細を知らなければ「論ずる」という思考活動未満の、いい加減で適当極まりない結論しか出て来ないだろう。 日本側のものと言うにしろ、韓国側のものであると諦めるにしろ、ことは二国間の領土問題というデリケートな事象なのだから「何故そうなっているのか」という知識・情報を基に考えることが絶対に必要なはずなのだ。 冒頭に挙げた人物の名誉のために付言しておくと、彼は非常に好い人であると俺は思う。それは自体は別に何の問題も無いのである。 だが、彼のように善良でなおかつ問題に関して無知な人が巷間に溢れ、確たる根拠も無いままに重要な案件に対して(個人的なものとはいえ)、結論を下しているという自体は、憂慮すべき事態であるような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.13 22:56:57
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