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カテゴリ:日常の出来事
昨日の日記で「ヱヴァ:破」について書いたら、今日のアクセス数が倍近く増加しているんですけど……。
お前ら、どんだけあの汎用人型決戦兵器が大好きなんだよ。 もちろん俺も大好きだけど。また最初から観たくなってきたよ。 もちろんTVシリーズと「シト新生」と「ジ・エンド・オブ・エヴァンゲリオン」も含めての話ね。 ふと思ったんだけれども、「新世紀エヴァンゲリオン」という作品は、SFロボットアニメの体裁を装いつつ、その実は思春期真っ只中の少年の心理的葛藤と成長を描いたお話な訳だ。シンジ君の精神世界における苦悩と、嫌悪を超えて自己の肯定と他者との繋がりを保ちながら生きることを選択した少年のお話(もっとも、新劇場版はエンターテインメント作品としての完成度を重視しているフシがあるので、この推測は必ずしも当てはまらない)。 ということは、物語に触れてそれに共感できるのは、実際にその年代に居たであろう、シンジ君たちと同年代のチルドレン――あるいはかつてその年代だったファン――なのだろう。大人の目線で見たエヴァンゲリオンが稚拙で子供っぽいと批判されることがあるのは当然の話で、はじめから少年の精神を切り取って描いているのだから、既に成熟した大人が観ても共感できるワケが無い。 桜庭一樹の「推定少女」という小説がある。 その中で主人公たち(15歳)を見たある大人の女性が「あのくらいの年齢が、何の悩みも無くて楽しかった」と言っているのを聞いて、主人公の友人が激昂してその女性に「15歳の頃の自分に謝って」と謝罪を要求する場面が出てくる。 実は、エヴァンゲリオンというアニメはこの状況に結構近いものがあるんじゃないのかとも思う。 あれは成長途上の子供たちが苦悩と成長を共有するための作品。 初めから大人に褒められることなんか望んじゃいなかった、とか。 もちろん、そんなどうでもいい事を考えるまでもなく、 純粋に楽しんでも良いワケだけどね。 しかし、これだけは断言できると思う。 初めてエヴァンゲリオンを観た大体8割~9割くらいの人間は、「終わり方が意味不明」という感想を抱くのであると。 追記 ネルフの予算ってどこから下りてるの? ゼーレの会議でゲンドウが予算云々の話をしてたから、確実にゼーレが一枚噛んでいるとは思うんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.21 22:58:51
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