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カテゴリ:子供
娘の受験校を なかなか絞り込めずに いました。
数人の受験生のお母さんたちと 話をしていたところ、 これはいけない、と思い至りました。 中堅が一番危ないのではないか? 上位の人はそれなりの受け方があり、成績が伸び悩んでいる層は もう上位校は受けず 確実に合格できそうなところで固める、など いろいろ考えています。 中学受験は高校・大学受験とは異なり 全滅したとしても 公立校があります。 ただ、どんな結果であれ いい経験をしたと思えるような受験をしたい。 夫と話して やっと腑に落ちるような結論がでました。 そんなところで 「中学受験の失敗学」瀬川松子(光文社新書)を読みました。 下位層の失敗例がとりあげられており エピソード集は目が点になりますが、 今まであまり表にでることがなかった 中学受験のマイナス面にスポットが当てられて おり 良書だと思います。 子供への教育的配慮として必要なのは、「努力してもかなわない夢がある」 という現実に気付かせるのを先送りにすることではなく、希望通りにならない時、 実現可能な範囲で幸福を見つけられる柔軟性を身につけさせることではないので しょうか?(p.113) そして、著者が最も言いたかったことは、おわりにーもう一つの問題 に書かれて いること…教育をめぐる格差の問題とも関係するのだけれど 多様な価値観に基付く 幸福を許容するような社会であってほしい ということでしょうか? しかし、子供たちが夢や希望をもてる社会を 私たち大人は創っていけているでしょう か?自信を持って言えないところに 責任を感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.20 17:31:57
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