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カテゴリ:思う
台風4号、凄いですね。
かなりゆっくり移動しています。 それも強力な台風です。 各地でかなりの被害が出ることと思います。 海や山ではもう大変。 我が家も海なので、大型の台風が通過した後は大変です。 後片付けはもちろんのこと、 漁具の復旧やらなにやら・・・・ で、今回は台風について述べたいと思います。 温帯低気圧でも熱帯低気圧でも同じ低気圧ですが、発生場所の違いの他にも大きな違いがあります。 温帯低気圧のエネルギー源は有効位置エネルギーですが、これに対して台風のエネルギー源は、暖かい海から蒸発して大気中に豊富に含まれている水蒸気が、雲の中で凝結する時に放出される潜熱です。 台風は、北緯10度付近で、北東貿易風と南半球から赤道を越えてきた南東貿易風が収束し、水蒸気を多量に含んだ空気が上昇します。 こうして積乱雲ができます。これにコリオリの力が働いて渦運動が生じます。 地表付近の空気は渦の中心に向かって吹き込み、中心付近で収束して強い上昇気流となります。 上昇気流で水蒸気が巻き上げられ雲が出来る際に放出される潜熱の影響で中心付近は周辺部分に比べ高温となり、空気の密度が低くなって気圧が下がります。 気圧が下がるとそこに向かって吹き込む力も強くなって・・・・ というサイクルを繰り返し台風は成長していきます。 ちなみに台風は、赤道直下では発生しません。 これはコリオリの力が弱いためと言われています。 発生場所をみると、綺麗に北緯10度線以北になっているんですよ。 成熟期の台風の構造は単純で、雲や風速、降雨の分布は中心に対してほぼ軸対称で、等圧線の形もほぼ円形です。 そして皆さんも御存知の台風の目。 これはアイウォールと呼ばれています。 ここは非常に密集した積乱雲によって壁が作られています。 高さは12km以上!凄い時には16kmにも達します。 この部分が非常に強い雨をもたらします。 そして目の外側にはらせん状の雲が反時計回りに発生します。 これをスパイラルバンドと言います。 まあ、難しいことを書いていますが、 台風が北緯20度線を越えると、うねりが発生します。 発生するというより日本に影響を及ぼします。 釣りが好きな人は特に注意が必要です。 風もないのに突然大きな波が襲い掛かることもあるからです。 山でも台風から吹きつける湿った暖かい風が、 突然の大雨をもたらします。 とにかく台風には要注意!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2007 08:04:59 AM
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