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2003年08月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

カッコいい言葉は苦手。。。クチベタな小生が論じるには、場違いなテーマではあるが・・・

恋をしていた。10代、20代の頃。

あの頃は何を思い、何に憧れていたのか?遠い昔となった青春時代。

でも、確かに人を好きになっていた。

初めて異性に好きだという事を告白したのは、高校3年の冬だった。

卒業間近で、別れ別れになる前にと思い、勇気をふりしぼり電話をした。

結果は、見事に振られてしまった。

「友達以上に考えられません」という返事だった。

単純だった小生は、その言葉を鵜呑みにした。「友達だったらいいのかぁ!そっか、そっか」

その時から小生の恋愛観は変わったように感じる。

告白する事に一種の罪悪感がつきまとって来た。、、とでも言うのかナァ。

正直なところ、一番良い関係が保たれるのであれば、告白は必要無いと思った訳である。

これは、後年間違いだったと気付かせられるのだが・・・

女性は、相手が自分をどう思っているのか、言葉で表現してもらいたい生き物らしい。

もちろん、男の立場としても、自分が好きな女性が自分の事をどう思っているのか気になる。

でも、往々にして、男は恥ずかしがり屋さんである。

なかなか「好き」とか「愛してる」って言葉は、面と向かっては言いにくいものだ。

(・・・ベッドの中では別かもしれないが・・・・・・いらぬお世話か・・・?)



最近、妙に女性とのお付き合いが増えている。

別に小生がもてている訳では当然無く。話す機会が多くなったという事である。

それは何故か?

簡単に言ってしまうと、女性(異性)と意識する事を止めたからだろう。

九州出身の男は、男尊女卑的な考え方の人間が多い。

男は仕事で家庭を守り、女は妻として家事をする。それが当たり前と思っている。

金を稼いでいる分、男が偉いと思っている訳だ。

ところがギッチョン、今はそういう時代じゃない。

女性もバリバリと仕事をこなす時代になった。

逆に仕事している女性から、学ぶところが多いのも事実だと気付いた。

元々、生存本能の強い女性は、一つの事に身を捨てて掛かる強さを持っている。

そこが男性は、要らぬ見栄、プライド、自己陶酔などによって、カッコつけたがる。

打ちのめされるとヘナヘナとなってしまうのが男性で、女性は力強く受け止めて前向きに対処しようとする。



さて、これからが本題であるが、最近の女性は、男性化してきていると思う。

恋愛を語る時は、間違いなく今まで通りの女性なのだが

仕事やプライベートを語る時の女性は、既に男性と変わらなくなっている。

つまり、同じ土俵に立てるようになったという事か。

悩んでいる事が、男性と同じなのだから、異性と意識しなくても良くなってきたという事だ。



飲み屋さんとかに行くと、初めて居合わせた人とでもお話しをする。

適度なアルコールは、人の警戒心を緩めてくれる効果もあってか、すんなりと話しが進む。

それが男性でも、女性でも同じである。

同じ人間として、話しは進む。そこには奇妙な連帯感がある。

性別を越えたお付き合い。それは友情に近いものであろうか。



考えてみれば、10代、20代、30代の頃は、異性に対して妙な意識があった。

男の本能みたいなものだろうか、好き=恋愛と混同していたのである。

年齢を重ねるにつれ、恋愛は同じ価値観を要求するようになった。

男女間において価値観の相違は、破局を意味する。・・・と思う。

結婚という契約において、一度失敗している小生は、特にその思いが強いのかもしれないが

手痛い経験で、それを身に付けてしまったのであるから仕方がない。

しかし、友情というものは、価値観の相違があっても成り立つものだ。

現実的に、小生にも親友と呼べる人間が何人かいるが、それぞれ違った価値観を持っている。

それでも親友と呼べるのは、反面教師的な役割を担ってくれるからという事でもある。

自分の価値観からは、どう頭を悩ましても出てこない結論をいとも簡単に導き出してくれる。

それは、男女間の友情にも言える事だ。

若い頃は、男女の間に友情は無いと信じてきた小生であるが

ある一点から、その考えが180度変わった。

その一点とは、女性を同じ人間として認めた瞬間からである。

えらく時間が掛かったとも思えるが、そこに至る経緯は、決して無駄では無かったと思う。

それを経験したからこそ、後進者に対して言える事が出来てきたのだから。



女性との会話は楽しい。

元来、男ってヤツは口下手とか、ダンマリを決め込むタイプが多い。

ウィットに飛んだ会話など夢のまた夢。

結局、場慣れしてないだけだったのかな?と思うようになった。

女性は、小さい時からおしゃべりが大好きらしい。

その会話の形態も、男女では雲泥の差がある。

男性同士の会話は、己を捨てきれない、ジコチュウ型の会話が多い。

まず、会話のパターンは、否定語から始まるようだ。

自分の知識、経験の範疇から逸脱出来ないもの。言うなれば一匹狼であることの存在証明をしようとする。

見栄っ張りの会話は、相手を認めていないと取られ兼ねない危うさをはらんでいる。

女性の会話は、これとまるきり違う。共感型って言うのかな。相手の意見を肯定するところから入る。

求めるところが違うのだから、男女間の会話はちぐはぐとなる。当たり前の事だ。

否定語で始まる男性の会話と、肯定語から入る女性の会話が噛みあう訳がない。

男性の会話は、自己表現が主体なのに対し、女性の会話は、共感出来る話題の連続性を楽しむという傾向にある。

おしゃべりとは、元々他愛ないものだ。でも、コミュニケーション手段としては大事なものだ。

時には男性的な自己主張も良いかもしれないが、女性との会話を楽しむには、邪魔かもしれない。

その辺のパターンが分かった時、会話は楽しいものとなる。

会話修行中の小生としては、「一言多い」を気を付けるようにしている。

男性であるが故に、、、って言ったら語弊があるかもしれないが

つい、自己主張の言葉が出てきてしまう。やはり、慣れしかないのかな。









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最終更新日  2003年08月07日 21時01分28秒
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