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カテゴリ:日常記
ぶっちゃけて俺はラーメンが嫌いだ。
しかし嫌いだからといって、避けていては筋肉家として恥ずるべきことである。 そんな理由でたまにラーメン屋へと足を運ぶのだが、先日入ったラーメン屋でのこと。 まず入店した途端に、「ッヘイラッシャイャッセーエィ!」と、凄まじい怒号が客のいない店内に響いた。 見ると店員は皆、小泉首相など比にもならないほどのクールビズファッションで、もちろん頭髪もクールビズ。 いわゆるスーパークールというやつだ。 彼らのうち3人ほどがよく鍛えぬいた体で、俺がネギラーメンを頼むと、一人のスーパークールがネギを高々と持ち上げた。 スーパークールは、そのネギをまな板に置くと、腰を低くしながらチマチマとネギを刻み始めた。 豪腕ながら非常に小さく細かい動きを見せ付けられ、「もっと豪快に切らねば豪腕が泣くぞ」と思ってしまった。 店内を見回しても、いたるところに’力強さ’演出が施されており、ラーメン業界も次々と筋肉主義が広まっていることを実感した。 そして俺は、再びラーメンが嫌いだということを再確認し、店を後にした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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