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フチを打ち終わると、最後は、引き手の取り付けに入ります。
外は、もう真っ暗で、かなり遅くなっていますが、最後の行程なので、もう一息で終わります。 引き手は、小さな釘2本で襖に止めるのですが、元の位置にはめても止まらないので 少しずらして、止めます。 引き手の周りをカッターで、綺麗に切り抜き、硬くなく、緩くない程度に調節してはめ込み 釘を打って、止め付けます。 この作業は、常に中腰なので、キツイのですが、引き手が付いて、仕上がった襖は引き締まり 立派になるのです。 仕上がって一晩乾し上げる作業も、気をつけないと、大変です。 襖を干し上げる、向きによっても、ソリが入り、このまま乾燥すると、襖同士が、擦れあったり 壁に擦れたりと、失敗しかねません。 気をつけて、順番通りに、向きを考えて、並べて乾かした状態にして、今日の作業は終わります。 後片付けを終わらせ、最後に角シワや、汚れなどのチェックをして、完全終了です。 1日襖を張り上げる作業をしていると、腰が痛くなり、次の日にも相当こたえるのですが、 綺麗に仕上がっている襖の数々を見ていると、疲れも飛び、早く、お客様のお宅へ、建て付けて 喜んで頂きたい、という気持ちになります。 まだまだ、お客様のお宅に立て付けてからの作業や、しなければならない行程もあるのですが 必要に応じてしなければ、ならないことも多く、主な襖張りの作業工程はこんな感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月17日 08時34分22秒
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