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蓼科高原日記

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2020年12月の記事

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December 30, 2020　吹雪いています。

　December 30, 2020　朝起きると雨…これはやめて欲しいパターンです。　まあ自然現象なのでしょうがないけれど。　これまでの積雪が解けて水になってそれが地面や道路に広がって凍結する。　一面アイスバーン状態になる。　風は止まっている。　濃い霧に覆われた標高1700メートルの森は静寂に包まれる。　湿度が高い。　霧に見えるがこれは雪雲の中に入っているということ。　逸雪が降り出しても不思議ではない。　夕方いきなり強風が吹き出す。　八ヶ岳特有のダウンバースト現象に似た唐突さだ。　やがて硬く引き締まった雪つぶてがバシバシと頬を打つ。　これだ、これが当地の本来の冬なのだと確信する。　深夜、いまだに吹雪いている止む気配は微塵もない。　冷凍庫の中にいるような寒冷な風が吹き荒ぶ。　明日の朝はどのような風景に変わっているのだろうか。　風倒木による停電だけは勘弁して欲しいとふと思う。　これまでにも様々なことがあったから。　　20201230-DSCF8407-4　FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS　#蓼科高原ペンションサンセット：https://www.p-sunset.com/　

2020.12.30

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December 29, 2020　暖かな一日でした

　December 29, 2020　日中暖かくなりました。屋根の積雪が解けて雨だれのように落ちてきます。で、つららが出来た…と。　最低気温マイナス3℃、最高気温5℃という信じられない高温の一日。　それでも風が吹くととても寒いので注意が必要です、それが山の天気の特徴です。　命のために大事なのはあくまでも「体感気温」です。　ある程度高齢になるとほんとうに自分の体調次第で体感気温が全く異なることに愕然とすることが多くなります。　蓼科高原北八ヶ岳標高1700メートルの森に暮らし始めて満28年を突破していよいよ29年目に突入します。　　20201229-DSCF8345FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS　#蓼科高原ペンションサンセット：https://www.p-sunset.com/

2020.12.29

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December 25, 2020　蓼科高原日記

December 25, 2020　今日は晴れだったか曇りだったか。　山岳部の天候ははっきりしない。　雲は多いがおおむね晴れということで良いのだろうか。　こんな天候でもいきなり雪がぱらつくなんてことも珍しくない。　そういえば昨夜も少し雪が舞ったようで、朝、除雪機の赤いカバーの上の粉雪でそれと知った。　標高1700メートルの森はすっかり冬の気配に変わった。　季節によって「気配」の質が変わるのだ。　樹木や草花の気配が減った分、動物たちの気配が感じられやすくなる。　雪が降ったり風が吹いたりといった気配もよりわかりやすくなる。　そんな寒山から、メリークリスマス。　　20201225-DSCF8240FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS　#蓼科高原ペンションサンセット：https://www.p-sunset.com/

2020.12.25

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December 24, 2020　蓼科高原日記

December 24, 2020　これは夜明けだったか夕暮れだったか。記憶が定かでは無い…つい昨日のことなのに。そうだ、昨日の日記をいま書いている。　未明。もう直ぐ夜が明けてくる頃合いだ。　雲に当たる光の具合から恐らく夕暮れなのだろうと当たりをつける。EXIF情報を確認するなんて言う無粋なことはしない主義なのだ。　レッドとグリーンとブルー…RGBを感じさせる季節になった。　今日は寒さが多少ゆるんで最低気温はマイナス7℃だった。最高気温はプラス3℃。晴れの日が続いていたがきょうは終日どんよりと曇り、雪雲が眼前の蓼科山の標高2000メートル以上に懸かることが多かった。　夕方から冷え込みが厳しくなって雪が降るかと思ったが結局降らずに日付が変わった。　毎朝野生鹿たちの足跡が敷地内の雪面に残されている。　すっかり彼らの通り道になってしまったらしい。通せんぼしてやろうかとも思ったが、いやいやいいじゃないかと思い直した。彼らもまたこの森で必死に生きる仲間なのだから。そうだ、わたしもこの森で必死に命を繋いでいる仲間なのだ。　まあいずれにしても、メリークリスマスということでサンタクロースをねぎらうことにする。　　20201224-DSCF8225FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS　#蓼科高原ペンションサンセット：https://www.p-sunset.com/

2020.12.24

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December 22, 2020　蓼科高原日記

December 22, 2020　今年もあとほんの少しであることに気づいて愕然とする。今日も快晴だった。とりわけ山岳では夜間晴れると放射冷却現象でぐっと冷え込む。雪は夕暮れとともに降りはじめ夜明けとともに晴れる…すくなくともここ北八ヶ岳の標高170メートルの森ではそのような気候だ。毎朝空がとてもきれいだ。夕陽も夕焼けが最も美しい季節だ。美しき夕暮れ、ノスタルジア。それに加えて朝焼けが最も美しい季節でもある。カメラが氷点下まで冷え切ってレンズ内の結露を防ぐのががたいへんだけれど、手がかじかんで動かなくなるのも辛いけれど。今日も夜が明ける日が昇る。新しい1日が始まる。・※最低気温マイナス12℃、最高気温マイナス1℃・FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS・#蓼科高原ペンションサンセット：https://www.p-sunset.com/

2020.12.22

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December 21, 2020

　　December 21, 2020　最低気温マイナス15℃、最高気温マイナス1℃（日向）、マイナス6℃（日陰）。　おおむね晴れ。冬の空は雲が多く、山岳部ではすぐ頭上を過っていくので、晴れだか曇りだか何とも言えないことが多い。この写真たちは夜明け時に撮影したもの。窓を開けると強風が正面から吹き込んで強烈なヒートショックに陥るから命懸け。　朝焼けで雲や霞が赤く染まり、結果としてピンクからブルーのグラデーションが空に美しい絵画を描く。冬ならではの現象だ。　寂寥の年末年始へと向かう。寂寥には慣れ親しんでいるが、これほどまでに閑古鳥の鳴く書き入れ時は開業以来28年間で初めての体験だ。　誰を責めるわけでもないが、くやしく思う。絶望する必要はないが、希望があるわけでもない。色即是空　空即是色。　この世界は、じたばたしてもしなくても、結局はなるようになっていくのだ。　個人的にそこに原理を求め、予測してもあまり意味は無いように思う。　機動的対応とそのための備えは大切だが、形のない心配はほとんど意味を成さないことを知る。　そのような世界にわたしたちは生きている。　いま目の前の危機が押し寄せている。　せめて悔いの無いように生きようと思う。　生きている限り私のこの美しい世界は存り続けるのだから。　　FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS　

2020.12.21

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降雪続きであっという間に完璧な冬景色になりました。

December 17, 2020　夜間にかなり雪が積もりました。最低気温マイナス14℃、最高気温マイナス8℃。この写真を撮ったときの気温はマイナス10℃。ラウンジから撮ったのですが窓を開けると寒冷な強風が吹き込んできて本当に寒かった。しかしこれが当地の冬なんですよね。未だからだが馴染まないのでじつに寒く感じます。世界中、日本中がそうなのだけれど、まあいろいろあって心身共に寒い状況ですからなおさら寒さが身に染みます。要請がないから無保証ですが、年末年始はお客様にわかりやすいように「自主休業宣言」をしようかと検討しています。今回の措置は実質的な緊急事態宣言に近いですから。6名様に人数制限しているとはいえ満室に近かった年末年始もキャンセルが続いていて、たぶんお客様はゼロだろうと。しょうがないです。何を置いても新型コロナウイルスの感染拡大防止が一番大切ですから。ちょっと鬱（うつ）になってきています。　　FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS　　#蓼科高原ペンションサンセットお料理自慢の宿　　https://www.p-sunset.com/　　#fujifilm #fujifilmxseries #igersjp #ig_japan #instagram #instagramjapan #風景 #自然 #写真好きな人と繋がりたい #ファインダーの中の私の世界 #ファインダー越しの私の世界 #蓼科高原 #蓼科さわやか #蓼科はたてしなと読む #蓼科 #ig_phos #pics_jp #spi_collective #spi_shadows #東京カメラ部 #tateshinakogen #tateshina #tateshinagram #igersjp_fb #ペンションサンセット

2020.12.17

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初冬のセミ時雨　December 8, 2020

未明にセミ時雨を聴いて目覚めた。もちろんこんな季節にセミは鳴かない。そんなことは百も承知だ。しかし眠りの深海から覚醒の水面に向かう間にもわたしはセミ時雨を聴いていた。おびただしい数のセミが森中でわめくように泣き叫んでいるのだ。雪の降りしきるときには世界の終わりのように静寂が支配する。だからわたしの持病の耳鳴りがそのように拡声器に繋いだように巨大な反響となって聞こえるのだ。そのことを知っていても、雪降る朝には同じことが繰り返される。そのような季節がもうやって来る時節だ。8年前、私は人気のない山の中でそのようにひとりぼっちだった。しかしいまは違う。 20181208-DSCF6852-2FUJIFILM X-E3, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS #蓼科高原ペンションサンセット：https://www.p-sunset.com/

2020.12.08

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