カテゴリ:小説
小学校入学前に東京からお父さんの田舎に引っ越してきたヒロシ。方言にもなじめず、東京を懐かしむ小学校一年生の頃から少しずつ学年が上がっていくにつれて、徐々に方言も自然に使えるようになっていく。そして、小学校六年生のときには東京よりも、スーパーマーケットに変わってしまった近所の馬場商店の方が懐かしいという。 小1のときには、いばっているからといって好きではなかった吉野君とのかかわりもいい。優等生のヒロシ。ガキ大将の吉野君。でも2人はライバルで、お互いに認め合っているところもある。 そんな、友達同士のつながりも、あまずっぱくて、いい。 故郷。 自分は転勤族なので、わが子に故郷と呼べる場所を残してあげられるのか。 吉野君みたいに、お互いを認め合える、長くつきあえる友達ができるのだろうか。 などと、色々なことを考えてします。 自分は、ずっと同じところに住み続け、社会人になったときに初めて一人暮らしを経験した。実家は故郷であり、今でも帰ると「あー、帰ってきた」と心から思える場所だ。 わが子にも、そんな気持ちが味わえる場所をつくってあげたいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 8, 2006 11:01:54 PM
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