カテゴリ:中国古典に関する本
安岡正篤さんの論語についての講演をまとめてある本で、4つの部分に分かれています。その最初の部分のタイトルが「論語読みの論語知らず」というもの。とても有名な言葉で、私も聞いたことがあったのですが、その言葉について次のように書かれています。 例えば『論語』にしても、誰だってこれを読まなかった人はないけれども、本当に生きた学問として論語を読んだかどうか、ということに思い及んでみると、殆どみな、「論語読みの論語知らず」に終っておるのではないか、という気が致すのであります(P49~50より) これをどういう風に導いてゆくか。そういうことを考えて『論語』を読めば、本当に論語は活きてくる、又一生の友達になれる。そうして論語というものは何度読んでも、実は一向読めておらなかったということを、「論語読みの論語知らず」であるということを、しみじみと感じるに違いない(P117~118より) 色々と本で学ぶことは多いけれど、それを実践に活かすことができなかったりすることを反省させられます。 「本で学ぶこと+日々の実践=自分自身の成長」という図式が描けるのではないかと思います。 やはり、どちらかでもだめなのですね。学びと実践の両方があるからこそ、自分の成長につながると信じて、がんばっていきたいと思います。 とりあえず、連休中にリフレッシュしてからですが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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