ちょこっと立ち読み屋さん

今日は女子バレーボールのワールドグランプリ、日本対キューバを観戦。第１セットを接戦で者にした後、あれよあれよと連続でセットポイントを奪って、3－0での快勝。正直細かいことはよくわからないのですが、こぼれたボールにくらいついてチャンスにつなげるなど、最後まであきらめない粘りがあったのではないかと思いました☆

バレーボールをよく観るようになったのは、2003年のワールドカップのときで、そのときからアテネオリンピックを目指してがんばっている日本チームを応援していました。特に応援していたのが、リベロの佐野優子という選手で、リベロってあんまり目立たないような感じだったのですが、ボールにくらいついてチャンスにつなげていく職人的なところがかっこいいと思ってみていました（●＾o＾●）
佐野選手はいったんフランスのカンヌというチームに移籍して、今は日本に帰ってきているようですね。アテネの直前に代表から外れてしまい今も日本代表ではないのですが、また日本代表に選ばれるのを目指してがんばってほしいです。

今回紹介している「人生負け勝ち」は、柳本監督の勝負の哲学、女子バレーの監督をする上での心構え、アテネオリンピックの裏話など、多岐に渡っていて面白いです。そんな柳本監督の考え方を知った上でバレーボールを見ていると、また違った面白さを感じることができました。
柳本監督の勝負哲学は、タイトルにもあるように、「負け、勝ち」なのです。そのことについて、プロローグの中で次のように書いてありました。

勝負哲学は負け、勝ちだ。
人生も同じだった。勝ち負けではない、負けが最初、そう、負け勝ちなのだ。
バレーボールでも、社会生活でも、勝つことは大切だけれど、負けたときにどうするかというのはもっと大切なことだ。勝っているとき、必ず「負ける芽」を育んでいる。そして負けの中には次につながる「勝ちの芽」がある。勝ちは負けの隣にいるのだ。

負けたとき、あるいは失敗したときというのは、そのことを考えるのも嫌になってしまいます。でも、負けたとき（失敗したとき）こそ、じっくりその原因を振り返ることで、次の大いなる一歩に近づいていくのではないかと思います。
気持ち的に、失敗したときにその原因を振り返るのはつらいところもありますが、次の一歩のためにはとても大切なことなのですね。
アテネでの敗戦をしっかりと振り返っているからこそ、今日のようなキューバ戦での快勝があるのだと思いました！