カテゴリ:ビジネスに生きる本
人生の王道 この本は、稲盛和夫さんが西郷隆盛の教えについて語ったものです。なぜ西郷隆盛か。 西郷の生き方、考え方こそが、日本人が本来持っていた「美しさ」「上質さ」を想起させるのです。私が「尊敬する人物、理想とする人物は?」と問われたときも、すぐに頭に思い浮かぶのは、西郷です。(P14より) この「人生の王道」は、新聞広告などで目にしたこともあり気にはなっていたものの、書店で目にしても手に取らないという日々だったのです。年末に会社の上司から勧められたこともあって、冬休みに読んでみると、非常に多くのことを考えさせてくれる素晴らしい本であることがわかり、一気に読み終えてしまいました。 いくつも参考になった部分はあったのですが、今回は次の部分について書こうと思います。 試練とは苦難だけをいうのではありません。成功もまた天が人に与える試練なのです。一時の幸運と成功を得たとしても、決して驕り高ぶらず、謙虚な心を失わず、努力を続けることが大切です。(P52より) 仕事がうまくいったとき、成功したときは、どうしても浮かれてしまいがちです。著者は、成功さえも試練であるとし、どんなときも謙虚な心を失わないことの大切さを語っています。失敗したときはきちんとその原因を追究し、次に活かそうとしますが、うまくいったときはそこまで徹底しないときがあります。うまく行っているときこそ、なぜうまくいっているのかをしっかり考えておくことが大切であると、改めて思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 10, 2008 01:00:27 AM
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