カテゴリ:中国古典に関する本
仕事をする上で、様々な角度から考える必要があるという場合はたくさんあります。
そのときの考え方について、孔明は次のように語っています。 思慮の政とは、近きを思いて、遠きを慮るを謂うなり。(P244より) 短期的な視野だけではなく、長期的な視野で物事を考えることの重要性を語っているのだと思います。この言葉について作者の高畠さんは、次のように書いています。 目前のことばかりに気を取られて、将来の計画を考えない。あるいは将来の計画ばかりを考えて、目前のことをおろそかにする。そうした傾向がいわゆる一面的思考法である。これに対して、目前のことと将来のことを総合的に把握する、あるいは矛盾する両側面を同時に考慮する、それを二面的思考法と言うのである。(P247~248より) このことは、意識をしないと、自然にできるものではないと思っています。 二面的思考法を意識的に仕事の中で実践していきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 17, 2008 01:20:05 AM
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