カテゴリ:中国古典に関する本
子曰く、人の己を知らざるを患へず、己、人を知らざるを患ふ。
(人が自分を知ってくれないということはどうでもよい、そもそも自分が人を知らないことが問題である) (P103より) この一節について安岡正篤さんは次のように解釈しています。 なるほど、人を知らないことが問題だ、という解釈も決して悪い解釈ではない、むしろその方が一般にわかり易いかも知れぬけれども、もっとつっこんで考えると、「人が己を知ってくれようがくれまいが問題ではない、そもそも己が己を知らないことの方が問題だ」と解釈した方が、もっと私には切実に感じられる。というのは案外人間というものは自分自身を知らぬものだからであります。 (P103より) 自分の考えを知るのに、このブログも一つの手段になっています。 本を読んで感じることを書くことで、形にすることで、はっきりとしてくる部分があります。また過去から振り返って読んでいくと考え方の変化も見えたりするのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 18, 2008 02:11:56 PM
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