カテゴリ:小説
サニーサイドエッグ ハードボイルドエッグの続編の小説です。私立探偵の最上俊平は、ペット探しが主な仕事の探偵なのですが、今回はある二匹の猫探しの依頼から、難しい事件に巻き込まれていくのでした。ハードボイルドエッグのときにも、秘書役がからむことで、物語の緊迫感が高まったのですが、今回の作品でも茜という秘書(?)が、主人公の俊平とコンビを組んで活躍するのです。活躍といっても、最上俊平はどちらかというと、「かっこよい探偵」ではなくて、「かっこよくありたいけどかっこよくない探偵」で、でもそんな主人公が物語の終盤で見せる輝きが“良い”のです。 荻原さんの小説は、本当に多岐に渡るテーマで、どの本も本当にはずれがなく、いつも楽しみに読んでいます。思えば、JRで何か小説を読もうと思って、駅で「神様から一言」を手に取ったのが偶然の出会いでした。 本との出会いにも縁を感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 14, 2008 09:51:20 PM
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