カテゴリ:小説
見識や信念を養うためには学ぶほかないと書いた後、著者は次のように続けています。
何に学ぶかと言えば、結局歴史-歴史は人間が実践して来た経験的事実ですから-と、歴史を通じる先覚者の教訓に学ぶことがもっとも確かであります。その意味に於て古典派本当に大きな意義がある。(P143より) しかし、如何に権威のある古典でも、自分にこなす力がなければ、単なる一片の古典に過ぎません。古典が本当に意義・価値を発揮するには、やはりこちらにそれだけの真剣な体験や思索が要る(P143より) 古典を学ぶことで、自分自身の生き方の軸を作っていくことができそうですが、頭の中だけでさっと理解するだけではだめなようです。やはり、体験というのも一つのキーワードになっています。 考えて体験し、また考える。まさに知行合一。どちらかだけでもだめなのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 3, 2008 10:22:58 PM
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