カテゴリ:小説
いよいよ金融腐蝕列島のシリーズも、完結編の第4巻が出たことで完結となります。非常にさびしい限りなのですが、これから読む第4巻を非常に楽しみにしています。 でもその前までを結構忘れているので、もう一回1巻から読み返すことにしました。これで3回目です。 スズキ工務店の準メインの五井住ノ江銀行と、メインの竹中治夫のJFG銀行とのせめぎあいの中で、竹中治夫がとる毅然とした態度が清々しいのです。 五井住ノ江の船場支店長の工藤は、スズキ工務店に対して新規の受注を担保に取るなど、様々な手をつくして資金を回収しようとしているのです。それに大して竹中は、スズキ工務店を正常貸出先として復活させたい。 のらりくらりと交わす工藤に対して、強気強気で臨むわけなのですが、その軸にあるのが「スズキ工務店の鈴木社長に惚れ込み、それだけではなくスズキ工務店が再生していく見通しを持った上で支援していく」というしっかりとしたもので、それだけに強気で臨んでいる様子が伺えるのです。 仕事をしていくときの軸の持ち方として、非常に参考になる場面なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 28, 2008 12:05:23 AM
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