カテゴリ:小説
久しぶりに、高任和夫さんの本を読んでいます。 3人の男が、それぞれの敗者復活戦に挑む、といった流れなのですが、その中で河合という65歳の男が、100日間の世界一周の船旅に出るのです。 その河合が、船の中で、水上という一人の老人に出会いました。 水上は、西洋の諺を引用して「ロバは旅に出ても馬にならない」ということを、乗客たちに語りかけています。では、馬になるためにはどうするのか。 働くのが必要条件であるとした上で、十分条件について次のように語っているのです。 本を読むことだね。それに尽きるといってもいい。なぜなら個人の体験なんて、たかが知れているからね。(P131より) 本を読むことで、今まで自分が出会ったことのない世界に出会うことができます。あまり偏り過ぎないように、色々な本に出会っていきたいと思っています。 敗者復活戦 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 28, 2008 01:30:49 AM
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