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良い政治とは何か&良い政治家とは

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2004年11月20日
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カテゴリ:国内政治
・永田町は陳情団でいっぱい・

 毎年、この時期、永田町は地方から上京した陳情客でごった返す。11月に入ると日本全国津々浦々から各種団体、都道府県議員、市町村議員など陳情ならぬ「要望」を携えて大挙して上京、永田町にある衆参両院の3つの議員会館、霞が関に要望書を配布する風景はその代表的な風物詩がある。
 次年度予算編成に合わせて各種団体はこの時期、首都・東京で全国大会を開催し、与野党議員を招いて団体としての要望を突きつける狙いがある。
 これらの陳情団ならぬ「要望団」は、自民党本部近くの町村会館、自民党本部から道路一本挟んだ千代田区平河町にある砂防会館ホール、都市センターホテル、旧麹町会館、共済連ビルホールでの全国大会で、各種要望を採択、気勢を上げる。その後、自民党本部、衆参両院議員の国会事務所が入っている3つの議員会館に地元選出議員や「族議員」に要望書を手渡す。要望団は全国大会会場から、各都道府県別に神奈川、福島、長野と記された幟旗を先頭に要望先の議員会館への異動する。先導役は各道府県の東京事務所の職員や各種団体事務局の職員らである。
 衆参両院議員の国会での活動拠点である議員会館の面会受付ロビーは団体客で大混雑する。衆院事務局によると、この時期の衆院第一、同第二議員会館の訪問・入館者総数は、通常の約3倍の人が議員会館を訪れる。
 議員会館の入館者は毎年11月を除くと通常一日平均多い時でも1500人から2000人であるという。ところが、毎年11月は通常の約3倍余の入館者に膨れ上がるのだ。各議員会館課の職員は文字どうりてんてこ舞の忙しさである。今年からは議員会館課の職員に加え、衆参両院警務部の衛視も多忙を極めた。今年4月からテロ対策の一環として各議員会館に金属探知機が新規導入されたからだ。受付を経た入館者は手荷物検査、金属探知機での身体検査を受けるのであるが、地方から上京してきた「要望団」の場合、「宿泊出張」のため、どうしても大きな旅行鞄など手にいっぱい手荷物を抱えての入館となる。手荷物が多いので必然的に時間がかかる。中には手荷物の奥深く危険反応を示す金属類やパソコン、電池を入れている人もいる。金属探知機を無事通過するまでにさらなる時間がかかるのである。その間、議員会館ロビーには幟旗を持った要望団のほか、一般の入館希望者の長蛇の列が出来、見動き出来ない状態が続くのである。
 与野党を問わず衆参両院議員にとって、各種団体、地元地方議員団らの要望団は、圧力団体でもある。東京での「夜の会合」という名の飲み会を求める要望団も少なくない。こちらは地元選出の国会議員と議員秘書の仕事となる。要望団は決まって国会周辺の赤坂や銀座、新宿、六本木での会合を希望する。
 気の毒なのは議員秘書である。議員は会合の冒頭挨拶して、「次の会合があるので、後は秘書がお相手します」と言って、さっさと帰ってしまうケースが多い。11月は要望団との「夜の会合」で一次会、二次会と深夜までつき合い、議員秘書の多くは、憔悴切っている。
 





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Last updated  2004年11月22日 16時34分56秒
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