カテゴリ:国内政治
・「審議会族」の代表的存在/き岩男寿美子(武蔵工業大学教授)も?・ 政府は12月27日、小泉純一郎首相の私的諮問機関として「皇室典範に関する有識者会議」を設置すると発表した。 女性天皇の皇位継承を可能とする皇室典範の改正問題が中心テーマになる。この日は学者、法律家、経済界、官界など会議メンバーも発表された。会議は来年1月に初会合を開き、来年秋をめどに報告書をまとめる見通しだ。 細田博之官房長官は記者会見で、設置の狙いについて「天皇は日本国と日本国民統合の象徴で、首相任命や法令公布、国会召集などの重要な国事行為を行っており、皇位継承の安定は国家の基本にかかわる。安定的維持の観点から幅広く検討する」と述べた。皇室の意向を尊重したかどうかは「申し上げることは適当でない」と言及を避けた。 政府は女性天皇容認には憲法改正は必要なく、皇室典範改正で可能と判断している。皇室典範の改正にあたっては、皇位継承の順位を「男女の別なく第1子」とするか、「男子優先、女子でも可」とするか、などが主な論点となる。女性皇族が結婚後も皇室に残って宮家を設立できるようにするかどうかについても検討する見通しだ。 有識者会議の委員は次の通り。(敬称略) ・岩男寿美子(武蔵工業大教授) ・緒方貞子(国際協力機構理事長) ・奥田碩(日本経団連会長) ・久保正彰(東大名誉教授) ・佐々木毅(東大総長) ・笹山晴生(東大名誉教授) ・佐藤幸治(近畿大法科大学院長) ・園部逸夫(元最高裁判事) ・古川貞二郎(前内閣官房副長官) ・吉川弘之(産業技術総合研究所理事長) ただ、有識者会議委員の中に、委員としての適格性に問題がある者がいる。 学者・文化人の「審議会族」ともいうべき岩男寿美子(慶応大学名誉教授、武蔵工業大学教授)である。岩男女史は社会保障審議会、少子化への対応を推進する国民会議、男女共同参画会議会長、同会議基本問題専門調査会会長、同会議仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会のほか、電波管理審議会、外務省人事審議会、国家公安委員会、外務省機能改革会議の委員など政府審議会等委員の常連、渡り鳥組の代表的存在であることを見逃してはならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月31日 22時02分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[国内政治] カテゴリの最新記事
|