カテゴリ:国内政治
1月5日、永田町はこの日から始動した。国会議事堂の裏手にある衆参両院の議員会館の与野党議員の事務所は議員秘書、事務所スタッフが詰め、平成17年の仕事始めとなった。 小泉首相は1月5日、首相官邸で自民党の武部幹事長と会い、郵政民営化について「党内の抵抗は強いだろうが、(通常国会の)会期内に上げる」と述べ、1月21日召集予定の通常国会での郵政民営化関連法案成立に向け、党内調整を急ぐよう指示した。 武部氏はこの後、記者団に「首相の強い意志を貫けるよう最大限努力したい」と語った。 幹事長は党内の調整役である。が、「猪突猛進」が売りの武部氏は昨年末、党執行部らの反対を押し切って、広告代理店に作らせた「郵政民営化紙芝居」を街頭上演し、党内の反発を受け、浮いている、という。 また、武部氏は郵政民営化問題で「解散風」を吹かせ、これまた党内の反発を招いた。、が、このままでは幹事長が機能停止状態になりかねない。そんな武部氏に郵政民営化関連法案の党内調整がどこまでできるだろうか。 ・山拓サンの補選出馬表明/補選勝敗、政権に影響も・ 一昨年の衆院選で落選した自民党山崎派会長の山崎拓首相補佐官(68)は1月5日午後、福岡市のホテルで開いた新年会であいさつし、「何としてでも、この春には国政復帰を成し遂げたい」と述べ、4月の衆院福岡2区補選出馬を正式表明、選挙戦に向け本格始動した。 事実上の総決起大会となった新年会には、公明党の冬柴鉄三幹事長、自民党の選挙責任者である二階俊博総務局長らも出席した。 補選結果が山崎氏の盟友である小泉首相の政権運営に影響を与えかねないため、与党として全力支援する姿勢を鮮明にした。冬柴氏らの激励に、山崎氏はあいさつで涙ぐむ場面もあった。 同補選には、民主党新人で元外資系投資信託会社員の平田正源氏(37)らも名乗りを上げている。 また、週刊誌等で山拓サンの「変態」を赤裸々に批判・告発した山拓サンの元愛人も、立候補の準備を進めている。 このため、補選は山拓サンにとって苦しい戦いになると見られている。 補選勝敗の結果は、山拓サンの盟友・小泉首相の政権運営にも影響を与えると見られる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年01月06日 14時17分04秒
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