カテゴリ:国内政治
・与党に秋の内閣改造論 郵政法案で調整加速・ 一般会計総額82兆1829億円の平成17年度予算は3月23日午後の参院本会議で自民、公明両党の賛成多数で可決、成立した。 小泉純一郎首相は記者会見し、後半国会の焦点となる郵政民営化法案について6月19日までの会期内成立に強い決意を表明した。与党内には今国会での法案成立を前提に、秋の自民党役員の任期切れに合わせ、内閣改造が行われるとの見方が強まっている。 政府は4月中の法案提出を目指し、自民党との調整を加速する方針だが、会期内成立が困難な場合、7月3日の東京都議選をはさみ、大幅に会期を延長する可能性も残されている。 ・民主党鎌田氏5年間立候補禁止/仙台高裁、連座制認める・ 平成15年11月の衆院選をめぐる選挙違反事件の連座制訴訟判決で、仙台高裁の小野貞夫裁判長は3月22日、仙台高検の請求通り連座制の適用を認め、陣営の労組幹部の有罪が確定した民主党宮城2区の鎌田さゆり前衆院議員(40)に、同一選挙区から5年間の立候補禁止を言い渡した。 鎌田氏は昨年12月に議員辞職、連座制訴訟でも争わなかった。衆院宮城2区補選は4月24日に投開票される。 判決後、鎌田氏は「これで政治活動が終わりということではまったくない。新しい始まりにしたい」と政界復帰への思いを強調した。 判決によると、鎌田氏の組織的選挙運動管理者に当たるNTT労組東北総支部幹部ら3人は同氏への投票を呼び掛ける「電話作戦」を有償でNTT子会社と契約したとして公選法違反(利害誘導)の罪に問われ、執行猶予付きの懲役刑が確定した。 ・鎌田氏は次期仙台市長選出馬に意欲!? 現在、自民、民主両党が大物議員や議員秘書団を投入、激しい事前運動を繰り広げているのが4月24日投票のの福岡2区、宮城2区の衆院補選である。 衆院宮城2区補選の民主党の事前運動では、候補予定者、岡田克也代表、菅前代表、鳩山元代表らとともに選挙違反事件で辞職した鎌田さゆり氏が宣伝カーに乗り、聴衆に手を振っている。 前回の衆院選で宮城県では民主党の鎌田氏と今野東氏の2議員が選挙違反で連座制が問われることになった。今野氏が裁判で争っているのに対し、鎌田氏はいち早く議員辞職した。宮城県では鎌田氏の議員辞職を潔いと同情する有権者もいるという。 その鎌田氏は次期仙台市長選に意欲を示し、出馬準備、仙台市長選の事前運動の一環として衆院宮城2区補選の民主党の事前運動に便乗しているのだといわれている。 鎌田氏、仙台市民、有権者を甘く見ているのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年03月24日 22時10分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[国内政治] カテゴリの最新記事
|