良い政治とは何か＆良い政治家とは

　・民主党が対案に明記へ・

　民主党の前原代表は９月24日、大阪市で記者団に、郵政民営化関連法案の対案について、「（郵便貯金、簡易保険の）民営化もしくは廃止を明記する」と述べ、先の衆院選の政権公約（マニフェスト）に盛り込んだ郵便貯金の預入限度額の引き下げだけでなく、郵貯、簡保の民営化や廃止にまで踏み込む考えを表明した。
　前原氏は、９月中の国会提出を目指し、対案策定を急ぐよう指示していることを明らかにし、「簡易保険は全くなくなったら、保険料を払ってきた人がサービスを受けられなくなる。廃止するならどこか（他の保険）に引き取ってもらうことが大前提だ」と指摘した。
　民主党では、岡田克也前代表が衆院選の選挙戦で、郵貯、簡保の民営化や廃止に言及していた。

　これで、郵政民営化法案をめぐる与野党の国会論戦が面白くなりそうだ。
　先の国会では郵政民営化法案の中身についての論戦が、全くかみ合わず、そのことの報道も皆無に等しかった。特別国会では国民・有権者がイエスと答えた郵政民営化の法案の中身について、小泉首相、竹中担当相を筆頭に与野党とも国民見える格調高い、品格ある国会論議を展開してもらいたいものである。
　また新聞・テレビ等の報道機関には、法案の中身、法案審議の中身を正しく報道、解説をしてもらいたいものである。