カテゴリ:国会議員
先の通常国会で郵政民営化関連法案に反対し、衆院選で自民党公認を得られずに無所属で当選した古屋圭司(岐阜5区)、森山裕(鹿児島5区)、古川禎久(宮崎3区)の3衆院議員が10月20日、党本部に離党届を提出した。 無所属で立候補して当選した「反対票組」の離党届提出は初めてだ。 10月21日に開かれる党紀委員会を前に、少しでも処分を軽くしたい意向と見られるが、党執行部は離党届を受理せず、党紀委で処分を決める方針だ、という。 「反対票組」の自民党復党願望はわかるが、衆院で296議席という絶対安定多数を持つ自民党執行部と小泉首相が安易に復党を認めることはまずないだろう。 また例え、復党できたとしても自民党内での活躍の場も、ポストも得ることは不可能であろう。 総選挙後、恭順の意を示し、首班指名選挙で小泉首相(総裁)に投票し、総選挙後に再提出された郵政民営化法案に賛成票を投じ、小泉首相と党執行部にすり寄る姿勢は政治家として、有権者から信頼されるだろうか。 政治は権力闘争であり、政治家として権力闘争に勝つ時もあれば、負ける時もある。自らの政治信念を賭けた権力闘争に負けたことを恥じることもなければ、卑屈になることもないのである。むしろ、負けた後の政治家としての態度、姿勢が大事であり、政治家としての評価が分かれるのである。 今回の「反対票組」は、権力闘争に敗れた「負けっぷり」がよくない。「反対票組」に投票し、国会に送り出した有権者は「反対票組」が政治信念を賭けた権力闘争後の態度、姿勢を見て、次の選挙の投票基準とするのである。 衆院選で自民党公認を得られずに落選した「反対票組」のうち、前衆院議員の自見庄三郎(福岡10区)、城内実(静岡区)、川上義博(鳥取2区)、左藤章(大阪2区)氏らもの10月20日までに、離党届を提出している。 党執行部は離党届を受理せず、党紀委で処分を決める方針だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[国会議員] カテゴリの最新記事
|