良い政治とは何か＆良い政治家とは

　
・国会で論戦／安倍首相「政治資金、透明化へ議論を」・

　国会は１月29日午後の衆院本会議で、安倍晋三首相の施政方針演説
など政府4 演説に対する各党の代表質問が始まった。
　安倍首相は「政治とカネ」の問題に関し、「政治資金をめぐる問題
は常に政治家が襟を正さなくてはならない」と透明化に努める考えを
表明した。
　民主党の小沢一郎代表が具体策として領収書を含む事務所費の詳細
公表を提案したのに対し、安倍首相は「政治活動の自由、政治資金の
透明化の観点から各党、各派で十分議論してほしい」と述べた。

　これに先立ち、安倍首相は同１月29日昼、閣僚らの事務所費問題を
受けた政治資金の透明化策について、中川秀直自民党幹事長に「政治
資金規正法改正も視野に党で検討してほしい」と指示した。

・番組訴訟／ＮＨＫに賠償命令／東京高裁判決・


　戦時中のいわゆる「従軍慰安婦」問題を特集したドキュメンタリー
番組が「改変されて期待権を侵害された」などとして、取材に協力し
た左翼系女性団体などがＮＨＫや制作会社に計約４０００万円の損害
賠償を求めた訴訟の控訴審判決が１月２９日、東京高裁であった。
　南敏文裁判長は、孫請けの制作会社のみに１００万円の支払いを命
じた１審東京地裁を取り消し、ＮＨＫと系列制作会社、孫請けの制作
会社に計２００万円の支払いを命じた。

　南裁判長は番組内容が予算編成に影響を与えたくないと考えたＮＨ
Ｋ側が国会議員に接触した、と認定した。その上で「議員の『番組づ
くりは公正・中立であるように』との言葉の意図を忖度（そんたく）
し、当たり障りのないように番組を改編した」と述べ、改編にＮＨＫ
が深く関与したとを認定した。

　ＮＨＫの改編を「憲法で保障された編集権限を乱用、逸脱したもの
と言わざるを得ず、報道の自由の範囲と主張することは到底できない」
とした。

　政治家の圧力については「番組の内容について具体的な話をしたと
は認められない」とし、圧力があったとする原告の主張を退けた。

　南裁判長は、「ドキュメンタリー番組では、意見がどのように反映
されるかは取材対象者の重大関心事」とし、「取材対象者が期待を抱
くのもやむを得ない事情」がある場合と条件をつけて、「編集の自由
も一定の制約を受ける」と判示。今回については、事前の説明と違う
ように番組を改変したＮＨＫが、女性団体の「期待権」を侵害した責
任を認定した。

　１審判決はＮＨＫに対しては「編集は報道の自由の範囲内」と判断
していた。

　ＮＨＫは「判決は不当であり極めて遺憾。直ちに上告する。判決は
番組編集の自由を極めて制約するもので、到底受け入れられない。Ｎ
ＨＫが『編集の権限を乱用した』『国会議員らの意図を忖度（そんた
く）した』と一方的に断じているが、公正な立場で編集を行ったもの
で、裁判所の判断は不当であり、到底承服できない」と即刻、上告し
た。

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・午前６時30分、起床。うめ子ちゃんの散歩。風呂。
　新聞チェック。取材申し込み。研究会の件、手配。
・午後、永田町取材。
　午後５時30分。自民党議員（中堅派閥幹部）、尊敬する政治評論家と
飲食懇談。ビール、焼酎お湯割り。戦後歴代宰相や大物政治家に関する
貴重な秘話をうかがう。

・午後９時前、帰宅。

・本日の歩数８，３７１歩