良い政治とは何か＆良い政治家とは

　新しい平成二十五年が日本国家と日本国民にとって希望の年、素晴らしい一年
になりますようお祈り申し上げます。

　今年も例年通り、正月、伊勢神宮に参拝、皇室の弥栄と五穀豊穣、日本国の再
興、東日本大震災からの本格復興を祈願して参りました。
　日の出と同時の早朝、御垣内参拝とそれまでの参道を行く間は、言葉では言い
表せない厳かな気持ち、空気に包まれます。この厳か空気を気鋭の政治家は、霊
気、霊性であると述べています。
　伊勢神宮は皇室の祖神・天照皇大神宮（内宮・ないくう）と天照皇大神に御食
事を用意、供え五穀豊穣、物作り、産業の神様である豊受大神宮（外宮・げくう）
を始め、荒祭宮、伊雑宮（いわざの宮）などの別宮を含め１２５の神様からなっ
ています。今秋には二十年に一度の式年遷宮が行われますが、その準備も最終段
階に入っておりました。
　伊勢神宮の神職による皇室の弥栄と五穀豊穣を祈る毎日のご奉仕を考えると、
瑞穂の国日本を誇りに思うとともに農業への企業進出、ＴＰＰ参加など賛成しか
ねることであると痛感しました。
　同時に日本の歴史と伝統に育まれた文化の中心であられる天皇陛下、皇室の偉
大さを再認識、崇敬の念がごく自然にわいてきます。

　新年を迎え、政権与党自民党と安倍内閣は、デフレ脱脚と東日本大震災の本格
復興に全力を傾注することが求められます。辛抱、我慢の政権運営が求められる
と考えます。

　野党に転落した民主党は、私に言わせれば、上半身が保守系、下半身が旧総評
系労組におんぶに、だっこの左派系です。右からの批判と左からの攻撃を海江田
代表がどうまとめていくことができるかが、焦点です。
　維新の会は、参議院選後には分裂するのではないでしょうか。

　今年は地味でもコツコツと国家国民のために汗をかいて働いている真面目な政
治家を取材して、正当に評価する記事、評論、講演を心がけたいと考えておりま
す。
　過去三年余のメディアによる政治報道、論説、政治評論は、善と悪、正邪があ
べこべになった、私に言わせれば「裸の王様の国」の政治報道、政治評論が目立
ちます。
　メディアは十把一絡げに「政治の劣化」を批判していますが、「メディアの劣
化」が「政治の劣化」を誘発している面が少なからずあります。この点は随時、
取り上げたいと考えています。