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良い政治とは何か&良い政治家とは

良い政治とは何か&良い政治家とは

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2013年04月08日
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 お詫びとお知らせ

 諸事情により、更新が滞っていたことを深くお詫び申し上げます。
 平成25年の新年度を契機にできる限り、更新するよう努力してまいりますので
よろしくお願いいたします。
 新年度から<対論/座標軸>と<政治とメディア>等の政治評論、コラムを掲
載したいと考えております。

 <対論/座標軸>は、私が政治記者としての目で時代が要請する政治課題につ
いて、与野党議員にインタビューし、共同通信発行の「Kyodo Weekly」に掲載
されている企画です。


 「Kyodo weekly」誌の発行部数は共同通信加盟の新聞・テレビ等の編集・報
道の幹部、共同通信の全国懇談会会員を対象に約 20,000 部です。

  ここでは紙面の関係上、割愛された部分を加筆、政治家の主張と生の声をそ
のまま紹介します。今回のテーマは新学期にともない、「教育委員会改革」を取
り上げ、2回に分けて紹介します。

  滋賀県大津市の中学2年生自殺をきっかけに、当時の民主党政権は文部科学
省の学校教育の場への支援強化という異例の動きを見せました。自民党は教育再
生実行本部を新設し、議論を開始しました。そこで「教育改革」について、民主
党、自民党のそれぞれの議員に話を聞いてみました。1回目は民主党政調副会長
の鈴木寛参院議員です。(聞き手・政治評論家 伊藤達美)


 「教育委員会改革」をどうする

 鈴木 寛 参議院議員(民主党)

 問 大津市のいじめ事件では教育委員会の隠蔽体質が露呈しましたが、どうお
考えですか。

 「それは大問題で教育委員会だけでなく、学校自体もそういう体質があります。
学校を開く、学校行政を開くということを私、15年間言い続けてきて、195
6年にできた地方教育行政法自体がもう制度疲労だと思います。そのことがこう
いう事件で浮き彫りになりました。学校にも学校行政にも世間の風を入れること
が重要です」

 問  市町村教育委員会の委員人事に問題があるとの指摘がありますが、どう
お考えですか。
 
 「結局、教育委員会といった場合、2つあります。都道府県教育委員会と市町
村教育委員会です。例えば、大津市委員会は人事権を持っていません。人事権を
持っているのは滋賀県教委員会です。特に県の教育員会というのは二重の意味で
遠いわけです」

 「県教育委員会の委員というのは委員長も非常勤です。ここが形骸化していま
す。運用で何とか形骸化を是正できるものと、難しいものと2つあると思います。
県教育委員会が人事権を行使しているというのは、この形骸化を運用でどうこう
なるという話じゃないのではなでしょうか」

 問  県教育委員が非常勤だと、実務は事務方が行いますから教育委員の意向
が反映されにくいのではないですか。

 「反映されないです。だから結局、3月の最終の教育員会で膨大な人事案件を
1日で処理するということが多々あるわけです。結局、判子を押す場になってい
るという状況になっているわけです。実質は県教育委員会事務局が行っているわ
けで、本来の教育員会がめざしたリーマンコントロールということも実現してい
ない、という実態になっている」

 問  この点をどう改めるべきでしょうか。

 「教育行政の問題は設置権者と人事権者がバラバラです。まず、そこを揃えな
いといけません。適正な教育行政規模というのがあって、人口50万ぐらいだと
考えています。ですから人口30万から6、70万ぐらいが適正な教育規模と考
えます。あまりにも大きすぎると設置権者と学校長のコミュニケーションが上手
くいかない」

 「あまりにも小さすぎると採用とか、人事異動とか、研修ができなくなるので、
そういう意味で人口50万プラス・マイナス20万ぐらいが適正だろうと思って
います。その単位で設置権限と人事権限が完結するように持っていくのが望まし
いだろうと思います」

 問  本来あるべき教育委員会にするにはどうすべきですか。

 「一つ、世田谷区は人口88万です。鳥取県は人口65万です。だから県教委、
市区教委、市区町村教委と言ってもみなさん、イメージしているところが違うの
で話がかみ合わない。大都市圏および周辺の議論と、北海道とか沖縄、鹿児島、
長崎、東京の離島やへき地を大幅に抱えて所、それ以外の所と3つぐらいに議論
を分けないと本当に教育のガバナンスを取り戻すという意味では真剣な議論には
ならないと思います」

 「少なくとも大都市圏の都道府県教育員会の空洞化は極めて激しい。結局、そ
れ以外はまだ70万ぐらいの県があるから、また頑張って100万とか150万
とかの県があります。2つに割れば良いから、実質上、責任を決めていけば良い。
少なくとも大都市圏の都道府県教育員会は形骸化があまりにも著しいので、ここ
だけでも早く手をつけた方がいいと思います」

 問  民主党文科部門会議では議論されていますか。

 「一回、市町村に全部渡して、市町村が合同で70万とか50万とかにして共
同運用すれば良いです。必要な時に都道府県なりがコーデネーターなるとか、共
同実施者になるとか、という案です。それと、学校単位、中学校単位をレイマン
コントロールしていって、これがコミュニティスクール、学校理事会制です」

 「だから小学校区単位、中学校区単位ごとに、ある意味での教育委員会的と言
いますか、まさに地域住民や保護者が入った形の学校運営をして、市町村教育委
員会は残しても、都道府県教育員会に比べると政令市を除く小さな市町村教育委
員会は比較的機能しているので残す。で、学校理事会、学校運営協議会の会長の
中から互選された人たちが教育委員になるような運用改善をすれば良いと思いま
す。その範囲の中でより実現可能な道を探っていくといいことでしょうね」

 問  首長に教育委員会の人事権、権限を与えたらどうか、という指摘があり
ますがどうですか。

 「民主党の野党時代の案はそうなっています。民主党は教育員会について、監
査機能を持たせる。首長にそういう権限を付与しよう、といのが民主党のもとも
とのオリジナルな考え方です。公明党はそれにある程度賛同していただいたので
すが、自民党にも賛成の方が多くいますが、懸念派もいてまとまっていないです。

 自民党懸念派にはある特定の色濃く明らかに教育基本法違反、あるいは法令違
反、不適切なことがあれば、監査委員会的な教育委員会が指摘すれば良いわけで
す。何でも100点の制度はないです。それによって改善できるところと、それ
による懸念とをどっちを天秤にかけますか、ということだと思います。それは明
らかにメリットの方が多いのではないか、われわれは思っています」

 問  教育委員会が学校、教職員に対し、適切な指導ができない原因は何です
か。

 「これも二つあります。教育委員は非常勤ですから難しい。一方で教育委員会
事務局はしょっちゅう学校とコミュニケーションしています。だけど結局は『教
育村』の中のコミュニケーションですから、どうしても情に通されたものになり
ます。そこにどうやって現場に近い所で世間の風を入れるか、ということが重要
です。学校の先生方は非常に怖がるのですが、最初の時には少し、ぎくしゃくし
ますが、むしろ入ってもらった方が応援団になってもらえるのです」

 「いま1800の市町村ありますが120の教育長は勇気を持ってコミュニティ
スクール指定に踏み切った。残りの1700余りの教育員会というか教育長がま
だ踏み切れないでいる。ここは勇気を持って、とにかく全部開き、共有する、一
緒に力を貸してもらうという覚悟が出きた教育長が120名、まだ腹が決まらな
い教育長が9割。教育長が覚悟を決めないと駄目だと思います。それを決めさせ
るには首長からの直接の指導、現場からの毎日の声ですよ。地域住民の子育て卒
業世代のシニアのボランテイア、そこから選出された方は素晴らしい方が多いで
す。
 子育てを終わっている方だから広く見られるし、保護者にもちゃんと叱るし、
若い先生にもきちっと指摘をします。コミュニティスクールが上手く行っている
所が多い。そういうことをもっと加速していくことだと思います」

 問  大津市のいじめ自殺事件は氷山の一角ではないですか。

 「いろんな統計がありますが、残念ながら毎年、未成年で自殺されている方が
600人いる。20数歳の学生も入れると1000人。小中高という意味でいう
と350名です。いずれにしても300人から600人の方々が亡くなられてい
るという実態をそれぞれの現場、教育委員会で未然に防いでいくかということだ
と思います。一過性にしないで取り組んでいかなければならないと思います」

 問  未然に防止策としては情報を公開し、風通しを良くすることに加えると
すればどういうことがありますか。

 「校内犯罪と軽いいじめとが、ごちゃ、ごちゃ、になっているので、自殺に至っ
ているケースは犯罪ですから少年法に基づいて警察を入れることです。いままで
学校というのは学校コミュニティに閉じこもっているというところあって警察と
の協力を非常にためらっているところがありました。少年に対する司法対応は確
立しているので懲罰的なことだけでなく、矯正的な再教育的なことも踏まえ上で
の少年法ができているわけです」

 問  教科書採択制度と教育委員会の関わり方について、どうお考えですか。

 「今は市町村教委単位ですが、私はなるべく地域コミュニティに近いところで
決めた方が良いと思います。今ぐらいで良いのではないでようか」

 鈴木 寛(すずき・かん)
 東大卒。文科副大臣。参院文科委筆頭理事。
党文科部門会議議長。参院東京選挙区。当選2回。48歳。

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午前5時30起床。洗顔、歯磨き。
メールのチェックと返信。
主要紙新聞に目を通す。
うめ子ちゃんと散歩。風呂。朝食。
「メディア解析」の原稿、送信。
4月11日(木)の勉強会「永田町研究会(木曜班)」出欠確認のチェック。
午前7時30分、地元小学校の児童登校時の見守り。
午前10時15分、地元領家小学校入学式に出席。
午後1時10分、地元中学校入学式。

 民生委員・児童委員として、招かれる小学校の入学式は無垢であどけなさを残
しながらも希望に満ちた初々しい新入学児童の元気な姿に感動する。開式のこと
ば、そして国歌斉唱では新入学児童、教職員、保護者、来賓の全員がしっかり、
斉唱していた。
 20年前の長男と次男が入学式に保護者として出席した時は、国歌斉唱の際、
数人の教職員が国旗と逆方向に顔を向け、斉唱を拒んでいたのが何とも奇異に見
えたものだ。
 その点では今この地域の学校教育の場の正常化しているようである。
 新任の女性の校長先生は新任で、新入学児童に優しく語りかけ、同時に保護者
に家庭での教育、地域の協力を呼びかける内容であった。
 新入学児童の名前は時代を反映してか、今流というか珍しい名前、読み方が難
しく、名簿にはルビがふられていた。
 午後に開かれた中学校の入学式は新入学児童の人数が多いこともあって、1時
間30ほどであった。式は小学校と同様、素晴らしい内容であった。

午後3時、永田町取材。午後7時、帰宅。

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Last updated  2013年04月13日 11時50分15秒
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