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良い政治とは何か&良い政治家とは

良い政治とは何か&良い政治家とは

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2013年04月17日
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 立法府の「良識の府」と呼ばれる参議院ですが、その一方で衆議院の影響を受
け「政争の府」や「衆議院のカーボンコピー」と酷評されることもあります。
 さらに昨年の総選挙では一院制を公約した政党もありました。
 参議院の危機と存在意義について、与野党参議院議員に話を聞ききました。
 民主党の江田五月元参議院議長につづき、自民党の西田昌司参議院議員のイン
タビューを(自民党)


                   (聞き手・政治評論家 伊藤達美)

 自民党の西田昌司参議院議員 第2回
 
・参議院の危機と存在意義・

 西田昌司 参議院議員(自民党)

問・メディアは当時の田中防衛相、前田国土交通相、野田総理への問責決議に
ついて、問責決議を乱発するな、と野党を批判しましたが、どう見ますか。

 西田氏「要するにメディアは事実上、初めから一院制を『採用』しているよう
な感覚なのでしょう。つまり、『衆議院だけでいい、参議院はいらない』という
前提にあるから、そういう論法になるわけです。しかし、衆議院と参議院、両院
とも同じく国民の代表であって、しかも参議院の方は、もう少し大局的な所から
ところから見て審議しましょうという設置の法的意思があるわけです。その中で、
第二院が問責した。つまり、国民の代表が『ダメだ』と全野党が決議したという
ことは物凄く大きな意味があって、法律上、衆議院の不信任と違って、(衆院の)
解散か総辞職とか、書いてありませんが、それに匹敵する重たい意味なのです。
その重たい意味をメディア自ら否定するような報道、論説を掲げるということは、
要するに(参議院を)国民の代表と認めていない。一院で良いと思っているので
す。これは二院制、参議院に対する冒涜です」

 問・この間のメディアの姿勢をどう見ていますか。

 西田氏「結局は市場原理主義と同じところに行っているのです。アメリカが一
極、自分たちだけが世界の一番の権力を握っているというアメリカが持ってきた
価値観、体系、それが特に経済の中、政治の中においても競争原理主義みたいな
形でやってきて、民意に対してダイレクトに反応する。反応しているのは仕組み
として衆議院の方です。だから、そちらの方が良いのだという思い、そして自分
たちがやっているジャーナリズムも民意の代弁者になっているのだ、と思ってい
るのでしょうが、完全な思い上がりです。
だから、その姿勢が治らない限り、この国は良くならないです。
 そういう報道があり、民意を暴走させる仕組みがマスコミの中にもあって、衆
議院の中にもともとあるのです。それを唯一、止められるのが参議院なのです。
そこを彼らが自ら潰しにかかってきているわけで、本当に情けないです」

 問・野田総理に対する問責決議に対し、メディアは問責決議理由を捉えて自民
党を批判していますが、どう反論しますか。

 西田氏「これは三党合意とか云々というのは少数野党が書いた中に、そういう
批判がありました。しかし、決議の理由を彼らが言っているのであって、自民党
が言っているのは問責するということに賛成したか、どうかだけの話です。自民
党が言っている問責理由は賛成討論の中で川口順子議員が、なんでわれわれが問
責に賛成するのか、はっきり言っているわけです。それを聞いていただいたら、
わかる話です。要するにメディアの屁理屈です」

 問・総選挙後、自民党は政権与党になる可能性が高いですが、衆参の「ねじれ」
にどう対応していきますか。

 西田氏「そういうことは当然あることで前提になっていて、実は参議院で民主
党等とも随分前からそういう話をしているわけです。それは何かと言うと、参議
院の民主党の議員もわれわれも共通しているところがあるのは、構造改革始め、
市場原理主義、この20年間やってきた改革騒動が果たして良いのか。まずかっ
た部分が沢山あるのではないか、というところなのです。もともと民主党は反構
造改革で上がってきた方が多い。その分、私は大いに結構賛成なのです。私は府
会議員の時から『構造改革は間違っている』とずっと言って、自民党に対して批
判していたわけです。そして今、参議院の中にいる方も私と同じように、思って
いる方が結構沢山います。また現実に総裁になられた安倍さんは小泉さんの後、
総理総裁になったために経済政策的には構造改革路線を引き継がざるを得なかっ
たわけです」

 問・現在はどう改まったのですか。

 西田氏「今は、逆にもう一度そこのところを反省して総括して行こうと舵を切っ
ています。これは麻生内閣以来、そういう方向に舵を切っているのです。
 ですから民主党の中でも、政界再編ということにも当然、つながってくるでしょ
うけれども、自民党が政権を取った時に良いことは良いで、協力してもられるよ
うな態勢をつくれるように、水面下で話しているということです。始め僕らは少
数派でしたが党内で僕ら、随分それを言ってきたから、多数派になりつつありま
す」

<略歴>

西田昌司氏(にしだ・しょうじ)。
滋賀大経卒。税理士。京都府議。参院国対副委員長。
参院予算委員。53歳。参院京都選挙区。当選1回。









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Last updated  2013年05月24日 18時36分04秒
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